日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

社会保険庁の話、新聞報道は続いています。

2006-06-07 11:37:28 | 社会問題
今、国民健康保険の代筆免除申請が問題視されています。
先日も同じ話題で書きました。
上からの納付率改善を命じられて、苦肉の策として、免除申請の偽造。
長らく国民健康保険の納付率が悪化の一途をたどる対策として、トップ人事に民間人を起用、損保ジャパンの幹部が抜擢されていたのでしたね。
トップが民間出身者に替わって、徴収目標が厳しく徹底されたから…、この結果。
時を同じくして、損保ジャパンのほうも、保険加入者が納めるべき保険料を社員が納めていた事実が発覚。
どれも、根っこのところは同じように思えます。数字をよくするためにハッパをかける。
考えてみてください。
仮に手取り15万円程度でアパート暮らしをしている場合、何十年も後になってもらえる年金の掛け金を他の出費に優先して納付しようと考えるでしょうか。
1ヶ月滞納であればまだOKです。半年1年となると、そのお金は捻出困難な額になっています。
トップに立たれた人は、この月額15万円程度の暮らしを想定されたのでしょうか。
納付率を上げるというノルマを課せられての抜擢だったのであれば、このトップの方をあれこれいってもお気の毒なのでしょうか。
誰が、担当者なのかわかりません。
制度として破綻しているからと、レッドカードを出して、最低限度の生活を保障するための他の方法を検討することにならないのでしょうか。
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内々の話だけれど、我が家用の記録として

2006-06-07 10:28:05 | 子育ての周辺
深夜1時台の息子からのメール。
初めて主治医として自分が執刀して手術をしたとのこと。
上の医師に見守られながらだったけれど、イメージトレーニング通りにできて、無事終了。患者さんに感謝されたと、メールの文字は伝えていた。
遠隔地で、白衣姿は見たことがないけれど、この春研修医を終えて、これはきっと彼の生涯の記憶に残ることになるのでしょう。

その昔、園児服姿の誇らしげな表情は忘れない。
「幼稚園でみんなで縄跳びしたんだ」
「『できるところまでやり続けなさいって』言われて、何回飛んだと思う?」
笑いがこぼれそうな顔でそう言う。
「うーん、えーとね」
「200回!」
「『ずっと続けて』といわれたけれど、飛んでいる人、ボクひとりになって、200回で止めちゃったの」
縁側にいる母親に報告してくれた日を忘れない(本人は覚えていないだろうけれど)。

「近所の人がね、グループで社会見学で裁判の傍聴に行ったら、『裁判官席にいたのが、お宅の息子さんだったのでビックリした』っていわれた」
25歳の左陪席裁判官。
近所の人の言葉に、裁判官に育った息子を持つ母は、さぞ、子育ての喜びをかみしめたのだろうなと、今つくづく思う。
あの時、傍で私の耳にも聞こえたけれど、子育て経験がなかった私とは格段に違う、喜びが沸いていたのだろうなと、後になって、自分が子育ての年季が入ってくると察せられるようになった。

夫の母に
「子育て中はね、誰でも、自分の子が天才じゃないかと、3回は思うものだって」
私が子育てスタート時代にいわれたことがある。
自分に言い聞かせていたのだろう。

ウーン、3回か…。
そんな話を語ったことがあるものだから、
「お母さん、もう3回思ったから、もういいでしょ」
そういった子供もいた(笑い)。
そして、我が家の子供達は、右にゆれ、左にゆれ、しながら育っていった。

そのひとりから『イメージトレーニングどおりの手術ができた』とのメールが届いて、園児服姿を思い出すのだから、母親って可笑しい。
リリーフランキーの『東京タワー』で、泣いたところ2箇所あったと、以前に書いたけれど、その2箇所目に免じて、これを書く。
我が家用の記録として。
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