日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

金融危機 横町のご隠居(笑)の話では・・・

2008-11-19 10:00:26 | 社会問題
これは、経済戦争によってもたらされた戦災とも考えられる、と。
うん、そう考えると案山子にも判りやすい。

人にはゴールドラッシュの動きをする習性がある。もちろんヒト全てではないけれど。
かつての帝国主義時代は植民地の奪い合い、プランテーション政策による搾取に明け暮れた時代もあった。
金やコショウやコーヒー豆、紅茶、石油、鉄鉱石、昨今ではレアメタル、という目に見えるものを追いかける。そのための戦い 数多くしてきた。
そして、アイテムは「マネー」に替わって、今度は資本家から集めたお金が巨大投資資本となって、世界中を席巻しだしていた。

媒体は「マネー」。
だから判り易く、その量の多寡によって威力を発揮するものだから、容易に国境を越えていった。
で、今は、サブプライムローンの破たんが切っ掛けとなって、巨大投資銀行までも破綻。これ金融戦争の敗戦なのだろうか。

人類は幾多の敗戦を経験してきている。今回はナンバーワンの国における金融戦争敗北の被害額が大きいということで、首脳陣は知恵を絞っている。
現実の戦争ではないから、ミサイルは飛ばず、血は流れない。

G7がG8となり、今回はG20と会議に集まる国が増えて、テーブルに顔を揃える国が増えたことは、戦果かもしれない。

格差が縮まったと推測する。
だって、資産運用している人たちが、こぞって大損をしているだろうから。
戦争を経験したことはない。
だから、聞いた話、読んだ話などを持ち出して、類推するしかないのだけれど、
戦争は、価値観をシャフルする機能をも持ち合わせているものかもしれない。
ほら、私たちの国では、こんなことがあったのでは。
農地改革といって、大地主さんが、土地を失ったり。
大金持ちが、超インフレで貨幣価値が下がり、考えていた暮らしができなくなった。
などなどがあったのではないだろうか。

それに類するようで、
今度の金融の戦でも、大資本家が大損失を受け、小資本家も、それなりの損失を体験している。
これが昨今。

血の流れる戦争でなかったから、よかった。
世界の首脳も、対策に東奔西走。

搾取ではなく、説明できる、公正で公平な対策に向かうと期待している。
集まるのが少ないと、偏頗が生ずることもあるけれど、先進・中興20カ国も集まると、偏頗になりようがないと、期待している。

歴史に学んで、少しでも賢く、そうあって欲しい。



コメント
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