日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

一文を記す。夫婦別姓のこと。

2009-10-12 10:39:06 | 私の雑感あれこれ
政権交代して、弁護士出身の千葉さんという方が法務大臣になられました。
同じく弁護士出身の福島さんも入閣し、大臣です。
鳩山内閣は、霞ヶ関から上がってきた法案を国会審議に回すのではなく、内閣で法案を検討して国会に提出する、という大転換を掲げています。
で、女性大臣がお二人。
お二人とも「選択的夫婦別姓」の法案の国会提出に前向きな方とか。
そう、福島さんは、一貫して別姓で通してこられたかたです。
法律家の二人の女性が閣内にいらっしゃるのであれば、そりゃーそうなるでしょう。
と、報道の紙面に目をやっていました。
で、男性閣僚の方々は?
すんなり内閣府の法案として、国会に提出、となるのだろうか。
そんな思いでした。

で、先日のネットニュース欄では
鳩山首相は「選択的夫婦別姓」は、まだ、その時期に来ていない・・・、という文面がありました。

ふーん、100%別姓ではなく、「選択的」と冠しているのに、それでも時期尚早?
私の知る限りでは、30年以上前から、{夫婦別姓」の論議はありました。
家制度から、個人として尊重されると謳う現在の憲法になって60年。
「選択的夫婦別姓」は受け入れるときが着ているのではないでしょうか。
姉妹しかいないケースで墓守の心配がなくなります。
世界的に論文発表をしている人は、改姓で、同一人物であることを、あえて説明しなくてはならない、という面倒もなくなります。

みんなが別姓にしなくてもいいのです。
で、なんで時期が来ていない?
二人もの女性弁護士が入閣した、いい機会なのに。
いろんな懸案を抱えていて、それどころではなく面倒なのかしら?

数年前、さる大学院では、別姓で定期試験を受けることを認めていたと聞きました。
結婚している女性の何人かは、戸籍と違う姓で通しているとのこと。
ふーん、組織の中には、理解度はそこまで来ているのかしら、と、感慨深く聞いていました。
35年ほど前、山崎朋子さんの書き物から、この問題を知り、元NHKのアナウンサーYさんも、別姓で通していらっしゃるとも聞いていました。
仕事場では別姓で通しているわたしも、少し、その端くれです。

昨今、高学歴女性にも専業主婦願望が強いそうです。
生活の安定優先だから、夫婦別姓どころではないのでしょうか。
でも、抱き、暖めてきた30年超の思いは、「選択的」で充分ですから、改姓しなくてもいい道を開いて欲しいものです。

うーん、鳩山さんの家庭では、思いも及ばない、想定外の発想、なのでしょうか。




コメント (9)
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