ひめちゃんは、堀之内を西に出て、山上城跡公園(山上城三の丸)に回り込みました。
ロウバイの黄色い花も、少し色あせてきました。
帰り道、どうしてもケンくんちにの方に行きたがります。
逢えないけど、病気からの復活を祈って、通ります
夕方のお散歩で、ケンくんちのおばあちゃんに逢いました。
「ケンくん、どうですか?」
「亡くなったよ。2週間くらい前かな。」
「ええツ」
ひめちゃんも・タバサねーちゃん大好きだったケンくん、もう逢えないんだね
2000年7月生まれの初代黒柴犬・三四郎が語ります
06.4.26(水)
狂犬病の注射
今年は桐生市になったせいか、少し早めに狂犬病の注射の日がやってきた。
おとうたん&おかあたんは、なるべくこの日を僕らに知らせまいとしているが、ちょっとした会話から漏れてくる。
昨日は、まさにその日だった。
10時半に、僕とサマンサは、おとうたん&おかあたんと、車で出発した。
地区の集会所に着くと、顔見知りの女の子がもう来ていた。
間もなく獣医師と役所の人たちがやって来た。
準備をしているウチに、マロンちゃんが登場した。
久しぶりなので、後ろに回って軽く挨拶した
注射が始まった。
僕たちを見た係のおばさんは、「この色の犬は、珍しいよね! 親子ですか?」と言った。
「他人です。もう一匹いるんです。後で来ます」
サマンサが、逃げ腰でさんざん暴れたけど、先に抱っこされて、おしりにブチュッと注射された。
おかあたんがリードを替わって、「さあ帰りましょ。」と、車に連れていった。
その間、僕は観念してじっとしていた。
僕もだっこされてブチュッ。
今年の大行事も完了
お家に帰って、ミニドッグランに入れてもらった。
おとうたん&おかあたんは、続いて七海を連れて行った。
車から降りてひょこひょこ歩く七海に、おばさんは「まあかわいい 」
キョロキョロしたけど、たいして暴れもせずブチュッ。
それにしても、ここの集会所はすいていて助かる
いつか紅ちゃんちの近くの集会所に行った時は、とても混んでいた
みんな戻って、おとうたんおかあたんが一休みしていると、雨の音がした。
本降りになったので、僕たちもお部屋に戻された。
何度か雷鳴がした。
このあとの予定地区の子達は、どうしたのかな。
雨が降ろうが槍が降ろうが、予定の時間に注射だろうな。
06.4.27(木)
犯人はおまえだ!
僕は、ちょっとした隙に脱走した。
ことの顛末はこうだ。
朝、みんなでお散歩に行こうとしていた。
門を出ようとしたとき、おとうたんは僕の首輪がよじれていることに気づいた。
直そうとした時、七海が飛びついた。
僕はすっと身をかわした。
自由になった
家の周りではあきたらず、イイズカさんちの方まで出かけた。
いくら呼ばれても、戻らなかった。
おかあたんが車で来たけど、乗ってやらなかった。
おかあたんは、「一人で生きて行きなさい」と、車をもどした。
僕も、おかあたんの車を追いかけて、ミニドッグランに入った。
おとうたんがやってきて、僕は御用となった
おとうたんは、七海に言った。
「犯人はお前だ!」と。
この間見た、テレビドラマでの決めぜりふを、真似なのだ。
お散歩のやり直しが始まる直前、雨が降り出した
06.4.29(土)
公園デビュー
七海だけ、フラワーパークに連れて行ってもらった
数日前、リニューアルオープンのチラシを見たおかあたんは、「犬も入園可なんだって」と、おとうたんに言った。
それで「では、ナナちゃんを連れて行ってみよう」ということになったのだ。
北ゲートに着いてみて、びっくり
車がいっぱいだったのだ。
昨夏には閑古鳥がないていて、「南ゲートにお廻りください。!」と閉まっていたのに。
ナナちゃんも入園料200円を払って、エチケットセットなるものを受け取り(ようするにウンチは持ち帰れ!ということらしい)、晴れて公園デビューした
チューリップの花盛りで、ほんとうにいろんな種類たくさんの花が咲いていた。
親ばかのおとうたんは、花を背景にナナちゃんを撮りまくった
あちこちで「かわいい」
竹藪の前で、「かぐや姫になろう!」とハイポーズ
黒柴を飼っていたことがあるというおばさんに、「姫にそっくりだ。チューをして」とせまられたり。
06.5.2(火)
ご飯がないよ
朝早くからの雨が、やむ気配がなかった
おかあたんは仕方なく、ご飯を先にしようとみんなに配った。
何故か食がすすみ、全員平らげた
雨はいっこうにおさまらない
お仕事に出かけるおとうたんの都合があるので、みんなで出かけた。
帰ってみると、ご飯がなかった
よく考えると、さっき食べたのだ。
サマンサと七海は、「ご飯がない」と怒っていた。
おかあたんが慌てて、ササミジャーキィを出してくれた
病院にて
今日は、フィラリァのお薬をもらいにいく予定になっていた。
雨だからすいているだろうと、みんな思っていた。
2回にわけて、朝には七海、夕方はサマンサと僕が行った。
七海が小雨の中病院に行くと、先客が3人ばかりいた。
七海は待合室で待てる子なので、おかあたんと中に入った
そしていすの上に、おかあたんの隣に陣取った。
その隣のおばちゃんが、「かわいいね 何歳だい?」
「この6月で2歳です。」
「ちゃんとしたブリーダーで買ったんだろ! うちのも柴なんだけど、いい加減な人でねえ。血統書代五千円もはらったのに、ついに届かなかったんだよ。」
「車の中で待っていた子ですか?」
「そうさ。今一週間にいっぺん注射に来ているんだよ。黒柴いいねえ!」
そんな話をしていると、さらに隣のおじさんが、「うちのはちゃんとしたブリーダーさんから買ったんですよ。おばあちゃんまで見て買ってきたんです。」と言う。
ミニチュアダックスの、なんとかという毛色で、めったにいないそうだ。
確かに焦げ茶なんだけど、お腹がグレーの斑点でいっぱいだ。
診察室から、ピンクの服を着たチワワが出てきた。
おじさんは、「コマーシャルの犬だね」と言った。
ついこの間、その会社は何か問題になったようだけど。
赤柴君の番が来て、おじさんと診察室に入っていった。
赤柴君が出てくると、おばさんは、「おとうさん、かわいい黒柴ちゃんだよ。七海ちゃんていうんだって。今度は黒柴にしようか!!」
夕方、僕とサマンサは、おかあたんとおとうたんをお迎えに行った。
その足で病院に廻った。
雨の日の夕暮れさぞやすいているだろうと思いきや、とんでもなかった
駐車場いっぱいだった。
外で待っているワンコもいた。
おかあたんには、肌寒かったけど外で待つことに。
30分ほど待って、「次です」。と言われた。
サマンサが逃げ回ったので、おかあたんは抱っこして中に、ついでに僕もおとうたんに抱っこ。
診察台には、僕が先に上げられた。
観念して抵抗しなかった。
ボディチェックして健康診断のあと採血、「フィラリア予防できてます。」と言われた。
後はお薬もらうだけだ。
サマンサはこの期に及んで往生際が悪い
看護婦さんまで応援にきて、押さえつけた
お医者さんにも、「七海もできた。三四郎もできた。サマンサがんばれ!」と言われ、やっとこさ終えた
06.5.6(土)
犯人はお前だ2
七海の首輪が抜けた
初体験だ。
すれちがった茶色の犬の後を、追いかけていった
おかあたんが、「ナナちゃん、おいで。」と、腰を落として呼ぶと戻った
濃厚のキッスの嵐で、おかあたんを襲った
夕方のお散歩で、サマンサがすれちがった犬に吠えかかった。
飼い主はリードを短めに、しっかり引いていた。
ちょっとした拍子に、七海の首輪が抜けたのだ。
おとうたんは、サマンサに言った。
「犯人はお前だ」
06.5.9(火)
特等席
七海と僕は、おとうたんのお迎えに連れて行ってもらえることになった
車に乗り込むとき、ちょっと七海が先になってしまった。
さっそく特等席(後部座席のハッチバックのとこ)にすわって、満面の笑みを浮かべている
サマンサだって、一度も座らせてないのに。
もちろん彼女もかつては登りたがった。
でも、僕は許さなかった。
なぜか、七海には許してしまった。
「僕も登らせて!」と割り込んだら、狭いので、七海は後部座席に落ちてしまった。
そうそう、今日からしばらくあの「アイフル」が営業停止だって。
06.5.20(土)
夕立
今日は暑い日だった。
そして、午後早々と、空がおかしくなり始めた。
3時頃雷鳴がとどろいて、雨が降り始めた。
けっこう近くに落雷しているらしい
おかあたんは、昨年の夏の反省で、はやばやとパソコンの電源やテレビの電源を抜いた。
ゴロゴロドカンとなるたびに、ナナちゃんはピイピイ泣いた
「恐いよ恐いよ」と訴えて、家の中に収容された。
けっこう長く続いて、大輪のクレマチスはずたずたに傷ついた
雨の当たり方が悪かったらしい。
収まってから、みんなでお散歩に出かけた
桐生市に合併したのは、この頃だったんですね。
合併の賛否を問う、住民投票なんぞはありませんでした
まさか、40億もの持参金を持って行くとか、バス路線は廃止・役場から群銀のキャッシュコーナー廃止なんて
知りませんでした
おとうたんは、くも膜下出血から復活して、前年4月から職場復帰したはずですけど、まだ朝晩の送迎をしていたのです
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