sasa添加物講演会へ行く

10月18日（土）

コンベックス岡山にて安部　司さんの【添加物を知ろう！】の講演会に参加。

以前mokaちゃんに薦められた本、安部さんの著書である「食品の裏側」を読んで、より添加物を意識するようになったけれど、正直難しいことはよくわかりません。

＊添加物＝体に良くない物

＊だけどこの世の中から添加物はなくならない

＊だから自分自身で選択してなるべく添加物を摂取しないように心がける

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ということくらい。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『sasaが最近気をつけていること』

・食品を買うときは必ず裏のラベルを確認して、原材料に添加物が少ないものを購入する
・インスタント食品や加工食品（惣菜・練り物・冷凍食品など）はなるべく買わない
・おだしは顆粒の物はなるべく避け、いりこやかつおぶしでだしをとる
・トーストに塗るマーガリンは止め、バターに変えた
・醤油は大豆・塩・小麦からのみ作られている物を使う　
・ポン酢は自家製　etc.

このように意識をするようになったとはいえ、sasa自身ここで「買わない」「使わない」と言い切れないのは、すでに添加物がこの世の中から消えないカラクリにはまっているからだと思う。
添加物を利用することで、“早い、安い、簡単、便利に加え美味しい”となれば、誰しも手を伸ばしたくなるはずだから。

実際に数種類の添加物を使って、実演が行われた。

これはたくあんを黄色くする実演。
左側の容器に入った、数種類の白い粉（添加物）と黄色い着色料を水で溶かし、白いたくあんをこの液に漬けると、よく見る美味しそうなたくあんが出来上がる。ほんの数秒漬けただけ。
我が家では、あまりたくあんはお見かけしないけど、外食の時に２キレほど付いている場合、パリパリと美味しく食べちゃいます。
でもこんな液に漬かっていたなんて・・・。パリパリの食感も添加物によるもの。


これは無果汁ジュースの作り方の実演。
左から、メロンソーダ・ファイブミニ・ＣＣレモンに見えるでしょ。
実際甘い香りもしてる。
ＣＭでレタス５個分の食物繊維が含まれてる。とかレモン１０００個分のビタミンＣが含まれてる。などと言われても、実際は添加物でそれらを摂っている状態。
果汁１％の中でどうやってこれだけの成分を摂取できるのか？と不思議に思わないのか！と安部さんは声を大にしてました。
確かに。
コンビニのサンドイッチやおにぎりは、家庭で作る物に比べ、なぜ腐敗が遅く、長時間経っても卵やハムの変色がみられないのか？と疑問を抱かないのか！
確かに。
sasaが作る卵サンドは市販の卵サンドの卵とは明らかに違う。
どれもこれも、添加物が大量に使用されているからだ。
本当は他にももっとたくさんの疑問が世の中にはいっぱいあるんだろな。
その疑問に気づきもしない日常が、当たり前の環境になってしまってる。

豆腐でも、充填豆腐というものが売られているけど、安いし小分けで使いやすい。でも本来お水の中にプカプカと浮いている状態で作られている豆腐が、なぜ充填されているのか疑問に思ったこともなかった。
にがりに代わる添加物で固められているそうです。

子供たちが大好きなジュースには、同じく砂糖も大量に含まれている。実際、砂糖に換算するとコップ半分の量にもなる砂糖が、「糖類」と名前を変えて添加物として入っているそうです。その量が目に見えないから口に出来ているだけで、実際に見るときっと飲めないだろうな～。
無糖コーヒーも同じ。砂糖の代わりの甘味料である糖が入って甘みを出している。
糖質ゼロビールもこれと同じ。

無着色、無添加の表記も怪しい。
添加物による着色（赤色○号とか）は行われていないが、天然色素の着色なら無着色と表示していいそうです。天然といえば聞こえはいいけど、実際の原料はカエルの糞で緑を作っているものもあるとか・・・

塩分に関しても、ナトリウムと記載されてるものは、×２・５で塩分量になる。
ポテチ１袋で１日の摂取量に到達！


「体に良くないから、食べないように！」
これだけの説明で納得する人はなかなか少ないと思うけど、簡単に言えばそういうこと。
難しい相対関係はsasaには全く分からないけど、発ガン率の増加・アトピーの増加・キレやすい子や落ち着きのない子が多い・奇妙な殺人・流産など現代病と言ってもおかしくない現状は、今の「食」となんらかの因果関係はあるようです。
食育という言葉をよく耳にするけど、まずは、家庭で出来ることから気をつけていけたらいいかな。


ね～こわいでしょ。


でも知らないより、知っていた方がいい。
だって、自分で選択することが出来るから。神経質になることはないけど、添加物の利点の裏には、大きな代償があることを理解して、食品を選択していくことが大切。

なんでこんなに体に良くない物が、世の中から無くならないのかは、結局添加物のオカゲである安い早い簡単便利という利点を必要とする消費者がいるから。
添加物業界の社員さんは、この不況のなかボーナスが１４ヶ月分もあるという話を聞くと、まさにこの現実を実感できるよね～
今日誘ってくれたmokaちゃんありがとう。とってもいい機会になったわ。mokaちゃんに本を薦められたおかげで、興味をもつきっかけになれたし。
sasaも誰か一人にでも伝えられたら嬉しいけど、なんせ口下手なもので・・・。
スナック菓子も大好きだから食べずにはいられないけど、意識をもって選択できるようになりたいわ。

今日は「風ノウタ」のランチでお開きとなりました。
（サラダ・にんじんのポタージュスープ・ポークジンジャー・ラタトゥユ・グラタン・パン・プリン・コーヒー）

最後に。
コーヒーに付いているスジャータ。
これも実演でササッと作ってくれました。油と添加物数種類を撹拌したら出来上がり。
ご自由にどうぞ。なんていうお店もあるくらいだから、原価にしたらお安いもの。ここを不思議に思うことを忘れていたことに気が付いた。
本物の生クリームならそうはいかないでしょう。当たり前になっている日常がここにもありました。
もちろん２人はノースジャータ。


＊掃除機フィルター＊