御茶ノ水を降りて、駿河台の表道りから少し入ったところに山の上ホテルがある。 小さなホテルだが、池波正太郎の書いたものにでてきたりするので、まえから何となく心の隅に引っかかるホテルだと思っていた。 作家や文士が良く使うホテルらしい。 図書館で、このホテルのことを書いた本を見つけ、借りてきたので読み始めた。 予期した以上に特色があり、物語りもある、優れたホテルだったのだ。 ご関心のある方へ。 私があれこれ言うよりも、この本を探して読まれたら良いと思います。 山の上ホテル物語 著者 常盤新平(直木賞作家) 2002年9月 白水社 刊