私は、テレビで見ていて、ピッチでのプレー内容以上に、マスコミの取材とか、報道姿勢とか気になることが多かったのである。
NHKがあり、日テレ、フジ、TBS,朝日各局がある。
ゲームについて、チャンネルを廻すとA局、B局、C局ともパラグアイ戦関連をやっている。それが終わると今度は全員、相撲協会の野球賭博事件の大嶽親方を写している。
そして、それらの話題につき、やとわれコメンテーターがテキトーな意見、感想を述べている。
サッカーには強くなかろうという人まで、付け焼刃の知識を振りまいている。底の浅さがほの見える。
コメンテーターは、やとわれた以上は何かいわなきゃならぬので、ペラペラしゃべる。
耳ざわりだから、自信がなけりゃ黙っててもらいたいのである。やかましい。
あっちもこっちも、同じような映像を繰り返し流している。
あっちもこっちも、視聴者に迎合するような内容で、今、何チャンを見ていたのか判らなくなるようなのだ。
局としてのポリシーがないみたい。
良く見る顔のニュースキャスターが話していたのには呆れてしまった。
イヤー岡田ジャパン 全力を出し切りましたねー。頑張りましたねー。よくやりましたねー。
今まで、日本のスポーツを見ていると、どうもとかく内弁慶で、外国での試合となると実力を出し切れず、はがゆい思いをすることが多かったですが、今回は違いましたねー。岡田ジャパンは違いました。よくやりました。
このキャスターの言い方は、ひどい。
日本スポーツが今までほとんど内弁慶だった。だと。どうして、そんなに、十把ひとからげで断じることができるのか。おまえは、そういいきれるほどスポーツのプロなのか。といってやりたいのである。
下馬評の番組で、日本選手の活躍を期待するあまり、日本選手に贔屓目の報道をする。試合ののち、自分の予想を下回ったといって、内弁慶だと切り捨ててしまう。こうした、体質があらわに見えてくるのである。
視聴者に迎合するといえば、スポーツでは、ゴルフの番組がそうだ。石川遼くんが人気だと、遼くん中心の放映になってしまって、たとえば遼くんが上位にいなくても、遼くんのラウンドレポートをメインに実況する。そして、首位争いをしている選手などそっちのけで、ついでに紹介しているみたいな見せ方なのだ。
このたびの岡田ジャパンに対してだって、事前のテストマッチに勝てなかったからといって、監督の用兵をけちょんけちょんに言ってたはずなのに、一次予選リーグで健闘したら、手のひらをかえしたように褒めちぎる。恥ずかしくないのか、テレビよ。と言いたい。
本当のスポーツマンスピリットを解さない報道関係者、有識者がいかに蔓延していることか。
つまらないからあっちこっちとチャンネルを切り替える。すると、こんどは、発毛日本一だとか、ちびちゃんが減税、補助金もだとか、生命保険のコマーシャルだとかを見させられる。
わしら正しい日本人は、マスコミの報道を鵜呑みにしていては駄目なのだ。
眉につばをつけてみることにしよう。
何を信じればいいか。何を基準に判断すりゃいいか。
これから、参院選挙がやってくる。
テレビにだまされちゃいけない。
マニフェストにだまされちゃいけない。
党の言ってることだって、連立与党を組んだらすっかりかわってくるのが現実なのだ。
党の言ってることだって、前幹事長と現幹事長では180度言ってることが違うのだ。
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