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大正製薬が、メーカーとして、自社製造の家庭薬を自販機で売るのだという。
今日び、町の薬屋というのは、殆ど大型のドラッグストアに切り替わるようにして、それも、スナック菓子やドリンク、たばこ、食品など、豊富な品を揃えるようになっている。
昔ながらの薬局というのも、地域によっては頑張っているようだ。
そういう薬局は、静かで、消毒薬のにおいがして、白衣を着たお爺さんが薬を売っている。
また、私らが若いころ、例えば高校生だったころ、家庭薬というと、
赤チン、ヨウチン、メンソレ、正露丸なんかが家に常備されてあった。
転んで、すりむいて、赤チンなんていうの、効果があるとは思えないが、乾いて、かさぶたになって、ほとんど自然治癒、赤いのは気休めみたいなものでしたね。
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あのころは、健康保険なんていうの、あんまりいわなかったよね。
今どうだろう。老境の私ところで薬というと、血圧の薬、コレステロールの薬なんかを毎日服用している有様なのです。
いろんなニュースを見分するにつけ、昔と今とずいぶん様子が変わったと思うのでした。