感性はひとさまざまだが、真央ちゃんはひときわ細やかな心で技術、演技を研ぎ澄まして成長してこられたのだろう。
そして、日本全国からは、期待されすぎて、かえって自分が追い込まれるプレッシャーをひとりでうけとめて力強く頑張ってきた。
フィギュアの決戦のときのショートプログラムでは、まさかのジャンプでミス連発。16位に沈んでしまった。
プレッシャーで、踏み切りのときのわずかな軸の狂いが出たのだろう、タイミングがずれてしまったのだろう。
そこのところ、今度はフリーの演技では立て直してきて、自己ベストのスコアで、完璧に最終滑走をしめくくたのでした。
多分、これで引退するんじゃないかな。
みんなから、とっても期待されすぎて、それでもフィギュアの世界有数のプレーヤーだったことが証明された、そういう演技だった。
スポーツは、全力勝負を評価し、賞賛するところに美しい精神が発揚される。真央ちゃんのオリンピック競技を心から賞賛してあげよう。
それにつけても、森喜朗元首相。
この人首相の時は口が軽くて、数々みっともない話題になったのを覚えている。
今頃、オリンピックの世界であれこれいうが、スポーツ精神、オリンピック精神とは程遠い放言で真央ちゃんのプレーを批評した。
あの子は肝心なとき、いつも転んじゃう。だって。
街の不動産屋が、またぐら火鉢で店のテレビを見ているような乗りなのだ。
とても情けない。
スポーツって、そんな態度で批評するもんじゃない。スポーツを語る資格がない。こう、たしなめて置こう。
ついでにいうが、オリンピックに行けなかった安藤美姫、あれはあれで、プライベートなことはかなぐり捨てて、オリンピックの選考に挑戦していた。
あれも立派。こういう人たちは、紛れもなく日本を代表するスポーツマン、いやスポーツウーマンなのです。
われわれは、そこんところにスポーツの美を味わえるのでした。
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