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また、毎年春には、このあたりの水面で、ボートの対抗競技「早慶レガッタ」が行われるなど、隅田川きっての健康スポットである。
昔は、このあたりに竹屋の渡しがあって、墨堤の桜を愛でる風流人が渡船で行き交っていた。
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台東リバーサイドスポーツセンターの公園の一角にある石碑
(無神経に拓本をとったらしく、石の面が汚れているのが惜しい)
桜橋の東側は墨堤通りと向島の料亭街、西側には待乳山聖天から浅草や吉原などがあって、江戸期以降の爛熟した庶民文化を象徴する場所が多い。
この両岸あたりには、私もそれなりに愛着を覚える話題もあり、橋物語とは別に説明の稿を綴ることとしたい。