四季に暮らす

季節の着物、食卓、ベランダの植物たち
和と洋が仲良く並んでいるような衣食住の風景

東山魁夷展@国立新美術館

2018-11-24 | 季節のこと
新聞屋さんに、国立新美術館(六本木)で開催されている『ピエール・ボナール展』のチケットを頂いていました
重なって開催中の『東山魁夷展』にも是非行きたいと思っていたので、2つ観るつもりで夫と出かけてきました

東山魁夷展のチケットを買うのに列に並んでいたら、通りかかった年配の男性が「妻が来れなくなってしまったので・・」と、開催中の『日展』のチケットを譲って下さるという嬉しいハプニングも!

ということで 国立新美術館にて 『ピエール・ボナール展』『日展』「東山魁夷展』の3つを鑑賞した贅沢な一日^^



先日BSの番組で放送された『東山魁夷展』の特集も良かったですが、当然のことながら実物はさらにさらに素晴らしく・・感動しました

70代であの大作、唐招提寺御影堂障壁画を描きあげた・・という精神力にも感嘆します
「濤声」からは波音が聞こえるようで、「山雲」は目の前の山に霧がかかるようにしっとりし、「揚州薫風」の前では風の香りを嗅いだような気がしました
亡くなられる90歳まで絵筆をとり続けられたことにも胸を打たれます
日本画なので、いつかどこかで私も見たことがあるような風景が懐かしく心に響いてきます
同時に北欧や京都やヨーロッパの町を描いた作品にも心を通わせることができました

北欧や京都やヨーロッパの国は私の訪ねた地でもあり、ちょうど今の私と同じ年齢の頃(50代後半~60才)の作品なのだ・・と思いながら心の視点を重ねて深く鑑賞できた気がしています

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新国立美術館からも近いので、青山外苑前の銀杏並木にも寄り道してきました


東山魁夷の作品にドイツ北部の風景を描いた「行く秋」という黄葉したメイプルの絵がありました
日本の楓とは葉の形も色も違い、もちろん銀杏でもないのですが、なんだかこの風景に重なりました



絵画にも風景にも、自然の色彩の美しさにうっとりした、行く秋の一日でした

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