八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

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2014年11月27日 21時53分36秒 | 指導・育成のうんちく

フィギュアスケートのことではありません。

 

先日終わった日米野球では、メジャーリーグオールスターの重量打線は不発でしたが、二遊間の華麗な守備は話題となりました。日本人野手、とりわけ遊撃手などは大成しないことも相俟って、彼我の差を感じないわけにはいきませんでした。

 

新聞かネットの記事か忘れましたが、その理由に言及するものがありました。

 

曰く、身体能力の差もさることながら、日本のように無理して正面で捕ろうとせず、捕れればどんな形だっていいじゃないか、という自由さが、メジャーのプレースタイルのベースにあるのではないか、ということでした。

 

バッティングについては、ミートの瞬間に最大の力が入る形になっていれば、それまでの構えも、トップの形も、そこに行くまでにヒッチしようがどうでもよく、とにかく思いきり引っぱたかせる、という話は聞いたことがありました。そして、それについては、私自身とても共感したのを覚えています。

 

それは恐らく守備でも、ピッチングでも同じことなのでしょうね。

 

確かに日本の場合は、とにかく正面に入るようにと教えます。もちろん、どうしても届かなければ逆シングルや手を伸ばして横で捕るのは仕方がありませんが、やはり基本は「正面」です。それがアメリカなどでは「捕れれば、形はどうだっていいじゃん」ってことなのでしょう。

 

それはそれで一理ありますし、そうでないこともあると思います。日本のように型にはめてしまうと、プレーの柔軟性を欠いてしまうということがあると思いますが、一方で、メジャーのように自由奔放に捕球から送球に移れるのも、その身体能力ゆえとも言えます。どっちが絶対ということではなく、基本は「正面」に置きながら、左右の当りに対してはいかに自由に、柔軟性をもって対応できるかという、日米折衷が良いのではないかと思います。

 

一方、ピッチングについて言うと、これはどう見ても、日本の方が勝っているように思います。アメリカの投手は、身体の強さゆえの上半身の力任せで、日本のようにしっかりと下半身を使っていません。制球、球の伸びなど、どう考えても下半身をしっかり使って投げる日本の方に分がありそうです。唯一気になるのは、アメリカの硬いマウンドですが、これは日本人投手のみならず、上半身で投げるアメリカ(周辺)の選手たちも数多く故障していることからも、日米の差はないと思います。

 

日本と海外の比較というと、一方的に卑下するか、逆に日本が一番と上から目線になったりと、両極端に振れますが、現実はその間にあって、いいところもあれば、課題もあるというのが実際ではないかと思います。

 

打撃に関しては、メジャー(アリメカ)流に学ぶことが多く、守備に関しては一長一短、投手は日本の方に軍配という感じじゃないでしょうか。お互いがお互いのいいところを学ぶことで、野球全体が向上すれば、野球もグローバル化したと言えるのではないでしょうか。

 

 

 


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