第一試合の主審を終えると、次は散ドラの試合です。しかし、まだ散ドラ諸君は到着しておらず、ちょっとハラハラしました。
今日の対戦相手のみなみ野ファイターズBは、研修連盟春季大会二部リーグでは、7対8でサヨナラ負けしながら、順位では上回る準優勝となった散ドラですが、新人戦ではベスト8の散ドラに対し、相手は準優勝です。どちらも負けたのは松が谷ジャガーズですが。そういう意味では、まったく互角の立場で臨んだはずの、今日の対戦でした。
しかし、結果は5回コールドでした。試合結果だけではなく、内容も含めて、はっきり言って、完敗、自滅です。力の差も歴然です。今日は次に向かう場所があったので、すぐに失礼したので、試合後にどんな話し合いがあったのか分かりませんが、かつてだったら、親からきつい渇っが飛んだ試合だったと思います。
私が参加するようになってから4年、いつもではありませんが、節目のふがいない試合には、歴代の父母会長から厳しい声が飛んでいました。倅が4年生の時の父母会長は温厚なTさんでしたが、ある時、本当に心からの厳しい叱咤を飛ばしていました。5年生の時のⅠ父母会長も、野球経験者としての厳しい視線で、選手に激を飛ばしていました。そして、6年生の時はO父母会長(大声コーチ)はもちろん、一徹コーチも、管理人も叱咤して、部員たちも大変だったと思います。しかし、それもこれも、子どもである部員たちに期待して、がんばってほしいからこそでした。今日はそんな試合だったと思います。
今年の散ドラ諸君は、これまで結構順調に来ていましたが、今日の試合を見る限り、とてもとても来年、みなみ野のライバルになれるとは思いません。その辺を選手自身が感じとっているかどうかが大事です。みんな、どうですか。
みなみ野のベンチも同じように「反応しろ、足を動かせ」と指示を出していました。私も同じような声をかけていました。しかし、両チームの姿はまったく違ったものです。もちろん、ずっと緊張した低い姿勢をずっと取る必要はありませんが、散ドラ諸君のように足を突っ張って伸ばしたまま、ボーっと立って、グラブを持っている姿勢は、とても野球選手の姿勢ではありません。ほとんどの選手がそんな姿勢ですね。
投球直前の低い構えの前でも、膝は柔らかく曲げて、いつでもすぐに低い態勢に入れるようにすることが必要です。そして、投球直前の低い構えも、足を広げすぎていたり、足の裏をべったり付けていては、意味はありません。なぜ、そういう姿勢を取るかというと、ボールに素早く反応するためです。要するに、みんな何のためにそれをするか、まったく考えていないということです。
打撃、走塁でもそうです。今日左腕は球は対して速くありませんでしたが、みんな三振の山を築きました。なぜかというと、投球フォームが最初のうちはゆったりとして、次第にスピードアップしてくるので、球速以上に早く見えて、振り遅れてしまうからです。だったら、振り遅れないように、早目に始動してタイミングを取るとか、一握り短くもって、センター前を意識するとかが必要ですが、そういうこともまったく考えているように見えませんし、考えたとしても、そういう技術もないですよね。前の試合の、みなみ野Bの兄さん格のAチームの選手たちは、見事なトスバッティングをしていました。しっかり、自分のミートポイントでミートして、投手とキャッチボールをするようなトスバッティングです。散ドラ諸君は、どこに飛ぶかはボールに聞いてくれというトスとは言えないトスバッティングしか出来ません。それではミートや、センター返しは出来ないですよね。
いずにしても、これから一部リーグに参加する来年に向けては、一人ひとりがもっと野球を知って、指示されなくても、「考える野球」が出来るかどうかが大事になってきます。楽しい野球をするということと、いい加減に野球をやるということは違います。来年、試合に勝って楽しく野球をやるためにも、しっかり考える野球を出来るようになってください。
↓ お父さんたちも、遠慮せずに渇を入れてください。これまでも歴代、渇を入れいますからね!
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