スポーツ好きのブログなら、本来は大谷翔平選手が所属するロサンゼルス・ドジャースのワールドシリーズ制覇を書くべきでしょうが、私ごときが書くまでもなく、各メディアやネットでドジャースと大谷選手の記事が溢れていますので、今日は自分のことを書きます。
2年前の今頃、群馬県に単身赴任している時に、初マラソンで群馬マラソンにチャレンジしました。しかし、自分の想定とはまったく異なり、普段のジョギングでも経験したことがない両足ふくらはぎのこむら返り(いわゆる足がつること)で散々な結果でした(「
初マラソン(群馬マラソン)は、大失敗!」)。
ということで、今回リベンジの再挑戦をしました。しかし、所詮素人のため油断していたら、開催地の前橋市、高崎市のホテルはすべて埋まっていて、慌てて少し離れた伊勢崎市のホテルをやっと予約しました。しかし、このホテルも翌日の朝食会場はランナーだらけだったことから分かるように、ギリギリ予約できたようで、下の写真の1階左側の方の朝食会場を通り抜けていったところにある、普段は使われていないような変なロケーションの部屋でした。そのせいか分かりませんが、早めに就寝したものの、夜中の2時前に目が覚めてしまい、何とか寝ようと努力しましたが、結局寝付かれず、4時半から大浴場に入り、まだ暗い5時過ぎから周辺を散歩して、6時半の朝食時間を待ちました。
ちょっとフライングかなと思いましたが、5分前に行くと既に長蛇の列となっていました(汗)。前述の通り、大会に参加すると思われるランナーもたくさんおり、私の斜め前に座っていた女性は、普段知り合いの前では絶対にしないようなすごい勢いでご飯をかきこんでいました。スタートは9時なので、そんなに慌てなくても大丈夫ではと思いながらも、少々焦ります(前回は群馬に住んでいたので、早めに移動して、駅から少し離れた駐車場に車を停めて歩いていったので、どのような状況になっているのか情報がありませんので)。
7時前にホテルを出て、30分弱で会場までの送迎バスが出る前橋駅南口に着きました。しかし、南口周辺の駐車場はすべて満車となっており、バス停の前には4重くらいのバス待ちの行列が出来ています。道理で、皆さんホテルで慌てて朝食を食べていた訳です。自分の甘さを認識しました。しかし、そこは車社会の地方のこと、北口に回ると駐車場が空いていたので、駐車して南口に向かいました。
最後尾に付いて15分か20分くらい待ち、ようやくバスに乗り込み、会場から少し離れたバスの降車場所から歩いて会場である敷島公園の正田醤油スタジアムに着いたのは、スタートまで1時間を切った8時過ぎです。受付で参加賞を受け取り、手荷物預かり所で荷物を預けると、スタート30分前くらいになっていたので、トイレを済ませて、待機列に向かいます。
前回は、時間に余裕があったので、スタジアムで開会式を見ましたが、今回は既に終わっています。
スタート順は、自己申告した記録順に、S・A・B・C・D・Eとなっていて、S・A・Bが第1ウェーブで先にスタートし、5分後にそれ以下がスタートします。私は当然、一番最後のEブロックですが、前回は待機場所を間違えてしまい、Eブロックの中でも最後尾に近い位置でだいぶ焦りましたが、今回はEブロックの中でも比較的前の方でした。
そして、スタート!大勢がごった返し、なかなか前に進みません。前回はここで焦って、前を抜いていって自らペースを乱しましたが、今回は前回の反省を活かして焦らずゆっくり進みます。そして、もう一点、前回の反省は水分不足で脱水気味になっていたことです。普段のジョギングでは、起きてから1時間くらいで走りに出ていくのに対し、マラソン大会では起きてから数時間経っているので、知らず知らず水分が失われているからです。なので、今回は前日ホテル入りしてからも、まめにスポドリを飲み、大会中もしっかり水分補給をしました(前回は割と走りながら飲んでいたので、こぼれている方が多かったような気がします)。
ということで、前回は20kmあたりから両足ふくらはぎがピクピクし始め、ニューイヤー駅伝のコースともなっている国道17号の25km付近で完全に両足が攣り、その後は完全に失速しましたが、今回はこの鬼門を乗り越えました。しかし、今回はその先に鬼門が待っていました。30kmを過ぎた辺りから、太腿がまったく動かなくなったのです。また、足の付け根辺りの外側(何という筋肉かは分かりません)が痛みます。ふくらはぎを気にしすぎる余り、腿の方に負担がかかっていたのかもしれません。何とか、前回のように歩かずにということを考え、足を前に運びますが、まだ12kmもあると思うと、気が遠くなります。
なので、あと12kmとは思わず、1kmずつをクリアしていこうと気持ちを切り替えます。しかし、私の周りにいる同レベルのランナーは、20km過ぎからちらほら歩く人が出始め、30km過ぎからはどんどん歩く人が増え、気持ちが切れそうになります。おまけに31km過ぎから35kmまで前橋に北上する一本道は遮るものがなく、北風が吹き付けます。更に、34km地点を35kmと勘違いしていたりして、間違いに気づいた時に一気にがくっと気持ちが折れそうになります。そして、37kmになったら残り5kmだと思い、気持ちを奮い立たせますが、この辺りを2km走る利根川沿いは川沿いなのに、微妙なアップダウンがあり、終盤でボロボロの体を更に痛めつけます。この川沿いを何とか抜けて、利根川にかかる長い橋を渡るのですが、左手に見えるゴール方面からいったん離れて右手の県庁に向かうのも気持ちが萎えます。何とか県庁前を折り返して、やっと39km地点となりますが、ここからの3kmが本当にきつかったです。
ゴール会場はすぐ近くと分かっているのですが、スピードが落ちた体ではなかなかたどり着きませんし、単調な川沿いの道で、ほとんで歩くようなスピードになります。結局、感覚的には、終盤は前回と同じか、それ以上にきつかった気分です。それでも、何とか気持ちを震い立たせて、ほとんど歩かず(正直に言うと、給水所では歩いたのと、41km過ぎに少しだけ歩きましたが)、何とかゴールしました。
タイムは、前回より20分以上縮めましたが、正直「リベンジ」と言えるような内容ではありませんでした。しかし、10年前ならもっと走れる気がしますが、今は、これ以上改善できるような気もしないので、フルマラソンはこれで打ち止めのような気がします。
4時間47分10秒でゴールし、しばらく休みましたが、そこから温泉に行ったり、食事をする気にもなれず、また行列でバスを待ち、前橋駅に戻り、帰宅しました。下は、戦利品の参加賞Tシャツ、完走賞のタオルです。
次回があるかどうか分かりませんが、次に活かせるように、前回のラップタイムとの比較を分析します。
今回 前回
~5km 33:50 27:49 +6:01 前回は明らかに飛ばし過ぎ。今回は自重。
~10km 32:07 29:26 +2:41 前回はまだオーバーペース。今回はまだ前がつかえて自重。
~15km 31:09 30:27 +0:42 今回は少し良いペースに。
~20km 31:06 31:28 +0:22 ペース保つ。
~25km 30:58 35:09 -4:11 少しペースあがり、前回失速したため、大幅に前回を上回る。
~30km 33:01 43:56 -10:55 今回もややペース落ちる。直前の5kmがやや上げすぎ?
~35km 36:50 44:56 -8:06 今回はここから失速し、前回よりましだが、前のラップより縮まる。
~40km 38:34 44:45 -6:11 更に終盤失速し、前回よりましだが、また前ラップより縮まる。
~42.195km 19:05 21:13 -2:08 最後の2kmは、前回と同じくらいと思ったが、多少はまし。
ネット 4:47:10 5:09:09 -0:21:59
ということで、次回があるか分かりませんが、今回、素人ランナーに一番厳しい20~25kmで一番ピッチをあげてしまったのが、終盤の失速につながったような気がします。反省を次ぎに活かすのが、自分の取り柄とは思っていますが、今はまだリベンジの気分になれないので、またしばらく考えてみたいと思います。
前回は翌日仕事でしたが、今回は次の日も休みを入れ、相模原市の湯楽の里に「湯治」に行きました。普段は烏の行水の私ですが、この日は1時間以上滞在しました。特に、ジェットバスがちょうど痛くなっていた腿のあたりをマッサージしてくれて良かったです。
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