面白いもの「紹介・SHOUKAI」

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大室山と磐長姫の伝説

2023-12-08 10:09:41 | 日記
大室山と磐長姫の伝説

静岡県伊東市にあるきれいな円錐形の山が大室山。標高580メートル。

かつては徒歩での登山が可能だったらしいけど、現在は環境保護のため
登山リフトのみ。往復1000円で6分ほどで頂上へ。

ものすごい迫力ある眺望で、三浦半島から伊豆大島、空気が澄んでいれば
スカイツリーも可能だとか。

大室山は約4000年前に噴火したと考えられ、噴火口の周辺が、お鉢巡りできるようになっていて、一周20分くらいで回れるとか。

噴火口内には大室山浅間神社が建立されていて、参拝させてもらおうと思ってしたもの、午後3時で閉鎖されてしまうみたい。

祭神は磐長姫命。

安産と縁結びの神様として信仰されているけど、事情はかなり複雑。

磐長姫命の妹は「木花之佐久夜毘売」。日本の神話に出てくる絶世の美女。

この神の姉妹はそろって瓊瓊杵尊に嫁ぐことに。

瓊瓊杵尊は天照大神の孫にあたる神様。

ところが、瓊瓊杵尊は絶世の美女の木花之佐久夜毘売とだけ結婚して、姉の磐長姫命は送り返してしまった。

(姉妹そろって王室に嫁ぐのは古代の中国や日本の文化では普通だったみたい。死亡率や出産のリスクを姉妹で補完して、関係を深めるということか)

送り返された磐長姫命は、実は人間の健康と寿命をつかさどる神様。磐長姫命に恨まれた天皇家と日本人は楽園から追放されて命の期間が限定されるようななったという神話。

妹の木花之佐久夜毘売は別の伝承では「富士山」神様。

美しい富士山でもあり、時に災厄を起こす荒ぶる存在。一方の「大室山」の磐長姫命は、命を守る強さのシンボル。

磐長姫命を祭神として祭ることは、富士山の巨大噴火の封じ込めという意味もあったみたい。

余談ながら、筑波山の麓には「月水石神社」という巨石を祀る神社があって、「富士山が噴火近くになると、月水石神社に避難してくる」という怖い伝承があるけど。

リフトの力を借りたけど、お鉢巡りもできたしの189座




月水石神社  http://www.komainu.org/ibaraki/tukubasi/gassuiseki/gassuiseki.html


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