山好き!sanpoくんのブログ

スキーの基礎体力運動のつもりで始めた山歩きと軽ジョグが、いつのまにかマラソンにも挑戦中!

トムラウシ山 日帰り往復 (天人峡コース)

2009-08-06 19:09:14 | トムラウシ山

2009年08月01日

今シーズン、予てから目標にしていたトムラウシ山に行きました。

天気は予報・天気図をみても崩れないようです。 
今年は週末に雨が降る事が多く、綺麗な青空登山になかなか巡り合っていません。

この日を逃すと日照時間からして、トムラウシ山日帰り(天人峡コース)は無理だと思い
足を伸ばしてきました。

このコースは、持久力・体力が必要なのは分かっていたので、
5月の連休明けからお酒も控えて毎日5kmのランニングを続けていました。

救援者費用の付いた保険にもちゃんと入ったし~

失敗・アクシデント等も有りましたが、久しぶりに天気にも恵まれて
大変満足のいく『楽しい約34km』でした。


*** コースタイム ***

 2時15分 天人峡登山口~(出発)
        (0:36)
 2時51分 滝見台
          (4:36)
 7時27分 化雲岳頂上
          (0:34)
 8時01分 ヒサゴのコル
          (1:37)
 9時38分 北沼
        (0:30)
10時08分 トムラウシ山頂上 (所要時間:7時間53分)


10時36分 トムラウシ山(復路)~
          (0:26)
11時02分 北沼
          (1:46)
12時48分 ヒサゴのコル
          (0:38)
13時26分 化雲岳頂上
          (4:49)
18時15分 滝見台
         (0:51)
19時06分 天人峡登山口   (所要時間:8時間30分)

       [全行程時間(休憩含):16時間51分]





登山道入口、余裕を持って2時15分に出発です。

旭川を出るときは雲が有り星空は見えていませんでしたが、
市内だけのようで、ここは雲もなく星空が綺麗に見えていました。

登っている最中、電気を消してみると真っ暗で本当に一寸先(約3cm)も見えませんでした


滝見台では、まだ真っ暗でした。 自分の明かりだけが頼りです。


AM3:27 滝見台からの道中です。
徐々に標高を上げながら向かいの山・忠別川沿いに棚を延々と歩きます。
(景色が見えないので帰りはかなり長く感じた道でした。)

空も白々と見えてきました。


AM4:09 忠別ダムと旭川方面

旭川方面は、雲の中にスッポリ。 こっちは、雲もなく天気になりそうです。 

楽しみ~!

ここまで来て問題発生(アクシデント1
持病の膝が痛い!
「ウッ(痛)!、まずいなこれは」  まだまだ序盤なのに・・・

リュックに荷物を詰め込み過ぎたようです。
まさかのための非常食(珍味・ポテチ・チョコ・飴・・・等)
これは手をつける事なく全部持って帰りました

問題なのが水です。4ℓの内3ℓ分を冷凍庫で凍らせて持ってきたのですがこれが失敗1でした。
以外に溶けない、わざわざ鉄アレイ3㎏を鞄に詰め込んできたようなものです。
背中がチト涼しい意外は、良いとこナシです。 おかげで後半、水にも困ることに。

合計10㎏近い重さになっていたので肩に食い込むし、どの道日帰りの予定だったのでいつも通りの中身でよかったかも? 

おかげで後々まで問題を引きずる事になった膝の痛みと、スピードアップが出来ず低速sanpoで時間を食う羽目になってしまいました。 

なんてアホな失敗


第一公園、木道始まりです。


やっと開けて、ここから景色を見ながら楽しい登山です


AM4:47 御来光   『おはよ~』


第一公園までは広く整備のされた登山道でしたが、だんだん狭くなり、
しまいには道が分からないくらいに伸びたハイマツとササヤブが背丈以上の所も・・・。

おかげで朝露のシャワーを頭からかけられた状態でしばらく歩くことに。
服、ズボンはベッシャベシャになりました。 直ぐに乾く素材なのでさほど問題はありませんでしたが・・・、

ここから後々のアクシデント・パート2が始まろうとしています。


こんな所がしばらく続き、とうとう靴の中に水が入ってしまい
『ジュッポ・ジュッポ』ショートスパッツ被せていたのですが効果なしでした!
ズボンを伝って滲みたのか・・・?


この辺で、中間地点まで来たようです。


やっとササヤブの朝露シャワーから開放されて小化雲岳へ、その前に一度、靴を脱いで靴下を絞りました。 
コップ一杯分は楽に絞れたような気がします。 
暫く歩いて違和感が有るのでもう一度絞ってかなり時間のロスになってしまいました。

これが、アクシデント2の始まり。
足の裏が“ふやけて”しまいトムラの頂上付近から足の裏も痛くなり始めてくる事に・・・。
膝も絶好調に痛いし最悪の復路になるのでした。


まずは、第一の目標の化雲岳が見えてきました。
何かイモムシが張り付いてるみたい?


AM7:27 『化雲岳』 (1954.3m)

この岩に登って写真を撮るのが良いショットなのですが、
横に落ちるとかなり、絶対・・・ヤバイですハイ。


ここから、往復約10km  普通の登山と思えば近いもんです。 
気持ちを入れ替えて「さっ、行きましょう」


トムラウシ山が奥に見えてます。
風もほとんどなく晴れていてとても良い条件です

「富良野岳から十勝岳が約6.5kmのはずだから・・・?、でも何か遠く感じるけどぉ~!」


コルを過ぎて『ヒサゴ沼』を 確かに『瓢箪』に見えます。


整備された木道と庭師が喜びそうな岩場」


岩を覆うチングルマの群生。 来ないと見れませんよ~
この辺りは本当に?日本庭園?って感じです。




高山植物が、い~っぱい この後、天沼を過ぎて・・・



庭園が終わると、巨石帯です。
 
真っすぐ行かず左Y字がおおよその目安です。
(sanpoくんちょっと間違えて真っすぐ登ってしまい戻りました。)



ここを過ぎると・・・、
埼玉から来ているという68歳男性に会い、お話をしながら暫く一緒に歩きました。
すると、銀泉台から赤岳・白雲岳を登り避難所で一泊(3人しか居なかった)をして
化雲岳からsanpoくんの前を歩いていたとの事です。

おまけに、このお方、歩くのが早い!

明日以降は、ニペソツ山(2012.7m)・ウペペサンケ山(1836m)等も登るらしいです
毎日歩いて疲れないか聞くと、 「毎日歩いている方が疲れない」というから凄い!
SANPO君も、あと丁度20年後(今月誕生日)こんなに元気でいられるのでしょうか?

「まだまだ、山歩きは続けられるなっ」 と思うのでした。


下り、登り後、ロックガーデン(と言うらしい)が見えてきました。 ここは難所になるかな?


さあ、行くぞ~
直登かと思えば、若干右に目印、上部緑の部分で真っすぐでした。


もうちょっと・・・、   汗・汗


「えっ?」  トムラウシ山もうすこし近くにあると思ったら・・・まだです。
それでも、景色がいいので助かります。 

歩く・歩く・・・、歩き続けて少し高度を下げて~


『北沼』       天気いい~

先月、16日遭難者が出た時に、ここは凄く波立って膝下まで水があり
沢を漕ぐように歩いた、というのですから山の天気は恐いです。


頂上と道が二手に分かれます。


遭難された方は、ここで頂上を諦め北沼沿いのコースからトムラウシ温泉へ歩いた地点になります。
*お亡くなりになられた方には、ご冥福をお祈りいたします。
 

トムラウシ山頂上までは、あと0.6kmです。


汗・汗・汗・・・  足・ひざ「イテテ・イテテ!」


途中一緒に歩いた、埼玉の男性も直ぐ後ろで頑張ってます。





『トムラウシ山』 (2141m)

お~っ、着いたぁ~」 頂上は人で賑わってます。
皆さん、携帯電話・メールをして連絡をしているようです。

sanpoくんも自宅に電話しました。 
「着いたよ~、トムラウシ山」  
嫁さんえっ、化雲岳じゃなかったの?』
行けそうだったら行く、としか言ってなかったので。

食料を少し口にして(食欲がわきません)
靴に水が入ったためふやけた足が痛く、また靴下を絞ったりで、あっという間に下る時間

もうチョットのんびりもしたかったのですが、さっきの埼玉の人もトムラウシ温泉側に下っていったし、sanpoくんもそろそろ帰路につきます。

下り始めて失敗2
?・・・写真、ほとんど撮ってないじゃ~ん」 アホだな~(自分!)


PM14:59 化雲岳も過ぎ小化雲岳方面を

朝、来るときに靴を脱ぐのに丁度良かったベンチ代わりになった鉄骨です・・・が、
何故ここに?こうなる事が分かっていて置いてあるの。(違うか)


PM18:15 滝見台


PM19:06 登山道入口 
薄暗くなってきて丁度日没前に間にあったようです。


記録簿を記入して、あっという間に周りは暗くなってきました。(セーフ)

ひざは序盤から痛くなるし、途中から足濡れのアクシデント、飲み水はいまだに1㎏分は凍ってるし・・・
などなど、ありながら、 『楽しい登山でした』



総論: 
このコースは、絶景・沢山の高山植物を見ながら長~くsanpoが出来るのが魅力です。

スライドした数人には、
「天人峡からの日帰りは聞いたことがない」と言われチョイと無謀のように感じたのかもしれません。

でも、この日のために2ヶ月前から毎日欠かさず夜のランニングと、リュックを背負う分の体重の減量と続けていましたのでsanpoくんとしては準備万全でした。
  
持久力さえあれば日帰りは可能です。

今回は、失敗とアクシデントにより時間がかかり過ぎてしまったので、
出来れば来年時間短縮をしてみたいと思うコースでした。

 

 


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2 コメント

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Unknown (青山 光江)
2010-07-28 17:14:23
天人峡コースはクワンナイ川から上り、下山に使いましたが。3日目頂上へ登り、ひたすら下山、遠くて遠くて・・暇つぶしなんですか。
すごいなーー。
2年前麓テント泊で温泉から日帰りしましたが、いずれも修行の差でしょうか?
でもよい山ですよね。本州の方々が憧れる気持ちは理解できます。
あなたはスゴイ!!
驚いて投稿させていただきました。

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Unknown (sanpoくん)
2010-07-29 08:07:32
青山さんコメントありがとうございます。
同じ、山好きなようですね。
クワンナイ川からのコースで登ったのも凄いと思います。私は一人なのでちょっと行けないかな~~。
これかも、あちこちと暇つぶしに登りますので楽しみにしてください。
最近、遠出のsanpoくんです。
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