明治憲法草創の記念碑

サクラ吹雪もそろそろ収まってきたようで、爽やかな春の日射しが続くようになりました。その暖かさに誘われて、友人達と横須賀の追浜から横浜の磯子までの国道16号線沿線をウオーキングしました。9日の事です。途中いくつかの名所旧跡がありますが、金沢八景の近くに「明治憲法草創記念碑」があるのを発見しました。 かつてこの辺りに 東屋という旅館があり、ここで明治憲法の骨格が練られたといわれます。金沢八景には伊藤博文の別荘があった場所です。
明治維新後、 明治天皇が元老院議長に憲法草案を作るように勅命を下し、 欧米各国 の憲法を参考にしながら伊藤博文が中心となって起草作業に入りました。1887(明治20)年から、 伊藤博文、金子堅太郎、伊東巳代治、井上毅と共に東京を離れて 金沢八景「東屋旅館」に集まり、立案の構想を練ったといわれています。この草案を基にして、1889(明治22)年に“大日本帝国憲法”が発布されました。
　時あたかも、5月3日は現在の憲法記念日。国会では憲法改正手続きに関する議論が続いています。
この記念碑、思わぬ発見でした。