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「真相」マイクタイソン自伝

2017年03月17日 05時14分04秒 | 書評
分厚い本だがとても読みやすい、高額だが中身はそれに見合った本だった。
一番面白かったのは偉そうにふんぞり返ってタイソンを見下したプロモーターを
パンチ一発で顎を割り、踏んづけてあばらを折り、更に眼底骨折させたくだり。

日本野球界では以前、ドラフト制度によって希望球団に入れず。後にその球界の盟主
気取りのチームへ移籍の話が出た時、球団フロント連中はやはり偉そうにふんぞり返って
「別に来たけりゃどうぞ」という態度だったとその選手の自伝に書いてある。
当然、日本でタイソンのように暴れたら大問題になっていただろうからその選手は
我慢して結局巨人入りする。

暴力はいけない、と言うけれどパワハラやモラハラなどはもっと深刻なダメージを
人に与える場合もある。
国会答弁は昔から言葉遊びと言うか重箱の隅を突くやり取りでニュースで幾度も
流れるとうんざりする。

会社では部下に偉そうに威張り散らして上司にはヘコヘコする奴。


世間で鬱憤の溜まっている人は上記の個所だけ読んでも憂さ晴らしになろう。
Kがあの場面で暴れて背広連中をボコって居たら少なくとも私は喝采を送る
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