少しづつ

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羅生門

2018年05月24日 03時58分55秒 | MOVIR
1950年、大映 黒澤明監督

原作は芥川龍之介の「藪の中」
平安時代の混乱時、山の中で起きた殺人について
関わった盗賊、侍、市女笠が検非違使の前でそれぞれの
立場を己に都合良く証言する。

自己保身の為に誰が嘘をついているのかは結局分からない。
唯一、事を始めから終わりまで目撃していたという杣売りは
「皆、嘘だ」と切り捨てる。
見栄が真実を上回り当人達は誰一人真実を述べない。

見ながら考えた、今の時代でこれを題材に現代の弁護士が
それぞれに付いたらどんなやり取りになるのだろう。

言葉尻を捕らえる世界で生きている人達は優れているので
常人とは違った感覚で信念を持って突き進むのだろう。

裁判員制度に辞退者が過去最多となっている現在、益々
世間常識から司法はかけ離れて行くのだろう。

アメフトでも昼のコメンテーターが「このケースでは監督の
責任は云々」と違和感満点のお話しをしているが誰が卑怯者なのか
そちらが問題なのではないかと思うのだが。
運営、統括団体、チームとしての責任は?

事はアメフトに限らず、他のスポーツでも水面下だと言えない風潮は
今後も変わらず。

最後にエピソードを一つ、甲子園を沸かせた投手が大学の野球部に
入った時。 先輩達が牛乳瓶に唾を一杯に入れてそれを一気飲みしないと
退部とせまった事実はもう40年以上前の事実である。


そう言えば文書を捨てた、関係者には会っていない、セクハラという罪はない
立法府も優れた、偉い人達の集まっている所で官僚やお役人もまた然り

記憶力も相当良いのだろう
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