サロン経営の羅針盤

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連載・サロンの朝礼365話。

2018-09-06 09:38:55 | 日記


(2),『見かけ』を磨く! (1)

理容師・美容師は「キャスト」です。「もてなす側」です。
「ゲスト」は「顧客」です。この単純な関係を忘れてはなりません。

皆さんご存知の「メラビアンの法則」があります。でも、あまりにも普遍的常識ゆえに、多くの人は、これを疎かにしています。
今一度「原点回帰」の心意気で見直しましょう。

◆メラビアンの法則。
 メラビアンの法則とは、南カリフォルニア大学の心理学者メラビアン教授が発表したもので、人の印象を決定づける心理の法則です。どのような心理法則か。判断に要するポイントは3つに分けられます。

◆目からの情報(服装、表情、ボディ・ランゲージ)55%
◆耳からの情報(声の調子、話し方)38%
◆話の内容 (的確な情報、中身のない情報)7%
  
驚いたことに話の内容が占めるウエイトは、たったの7%しかないのです。
  「人を見かけで判断するな」と言いますが、それを裏返せば、「人は見かけで判断している」ということになります。

つまり、その人の「第一印象=見かけ」は、その人が周囲の人に与える印象として非常に大きな比重を持つということです。

汚れた服装をしていたら気持ちは引き締まりません。
逆にスーツにネクタイを締めればビシッとした気分になります。これが『人間心理』です。

これらの条件は職場によって異なります。また、同じ職場であっても地位やポジションによって異なります。 その基準になるのは、その「職業の本質」から生じます。これを「職分」と呼びます。

もう一つは、「職場の文化」の違いから異なります。これが曖昧で理解されていない場合、「場違いの姿」になります。

 美容サロンでスーツを着て仕事をされている人を見かけました。
業界誌に「理美容師は、お客様が憧れるようなスターでなければならない」と記載した文章を目にしたことがあります。
  
これを「勘違い」して解釈しているのでしょう、まるで芸術家気取りの美容師さんを見掛けることになった次第です。

ショーの場合なら理解できますが、職場でスーツ!これは仕事の本質を理解していない証拠です。理美容師は「キャスト」です。「ゲスト」は「顧客」です。この単純な関係を忘れてはなりません。
   明日に続きます。