どうも、さるタジラです。
そろそろ肌寒くなってきましたね。今年はネロブースを買ったので、夜間でも暖房をつけながら塗装が出来そうで助かっています。
本人は相変わらず平日は忙しく過ごしています。
昨年の丁度11月ぐらいに転職して今の会社に来てるんですが、なんかてんやわんやしてるうちに1年がものすごくあっという間に過ぎていきました…。
体感で前職の5倍ぐらいありそうです。
このまんまさくっと寿命を迎えたいものですが、はてさてどうなるでしょうか。
まあそんな前置きはさておいて今回は、今年の夏頃に製作した物の中から特に印象にあるものを掲載してみようと思います。
せっかく製作したし記録的な意味もあります。
まずはこちら。
「KOC ゴジラ2016」
茨木さんの覚醒シン・ゴジラです。
色々塗ってるけど、そういえば一度もシンゴジをまともに塗ってないな…と思っていたタイミングがありました。
そんな中、満を辞して発売されたこのキット。
名作のKOCシンゴジのボディを流用、頭部と尻尾の造形が新規(だったはず)でした。
最近のKOCさんのキットが凄いのは、合わせ目消し要らず、パーティングライン処理済み、マグネット着脱、プライマー不要、鬼ディテール完全再現、背ビレ一体成形という、初心者に優しい要素が盛りだくさんな仕様であること。
サクッと塗り始められるので下処理が嫌い()な僕にも嬉しいキットです。
初のシンゴジ。しかも覚醒カラー。
ということで、とにかく発光感を意識しました。
ベースのホワイトにパープル系と皮膚のグレーでグラデーションをかけつつ、何度も何度も白とパール系でハイライトを入れ直します。
吹き漏れ部分にはまた皮膚色をかけ…またハイライトを入れ…の永遠ループの果てに、自分の納得いく色が出せました。
個人的に、"生"で見ても光ってるように見せる塗装がしたい、という目標があるのでそこに少しでも近づけたかなと思います。
試行錯誤含め、良い思い出のキットです。
「エクスプラス 酒井ゆうじ造形コレクション ゴジラ1995」
こちらは依頼品で製作しました。
既製品のリペイントですが、同じ造形でソフビキットも出ているので、その感覚で全てを黒で塗りつぶしてから塗装しています。
デスゴジはいくつか塗って来ましたが、今回は光沢ありというオーダーで、今までにない質感が出せたので印象的でした。
灼熱模様は相変わらず、スーツを参考に塗り始めつつ途中から多分に手癖のオリジナルを入れてしまいます。
本編のデスゴジスーツが、冷やすためにつねに濡らされていたこと(たしかそういう話を聞いた気がする)が理由なのか、意外に光沢仕上げでも違和感がないどころか、しっくりくるぐらいでした。
本編のデスゴジスーツが、冷やすためにつねに濡らされていたこと(たしかそういう話を聞いた気がする)が理由なのか、意外に光沢仕上げでも違和感がないどころか、しっくりくるぐらいでした。
また、デスゴジの特徴である煮えたぎったような目の虹彩も必死に再現を目指しました。
ゴジラ、特に平成ゴジラの目は毎度苦労します…。
ただ、その甲斐あって量産品とはまるで違う迫力が出せたかなと思いました。
「TsFacto ゴジラ韮沢イメージバージョン」
こちらは過去に塗装したものを再塗装して仕上げました。
オーソドックスな色味にしつつ、鎧皮膚部分は金属的にするなど、シンプルに見えて手の込んだ塗りが出来たかなと思います。
ファイナルウォーズのデザイン画に山脇さんのテイストを追加しての立体化ですが、2列の背ビレや大きく裂けた口など好みの要素がてんこ盛りのキットでした。
「リンドバーグ ディロフォサウルス」
「セガプライズ ギガノトサウルス」
この2つは今年公開きれた「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者(ドミニオン)」を見終えた興奮のままに塗装しました。
シリーズ最終作としては……でしたが、娯楽作としては結構楽しく見れました。
ただ"ワールド"シリーズで1番「炎の王国」が好きな自分としては、2作目で丁寧に広げた風呂敷をまるで回収せずに終わってしまったのはやはり残念でしたね…。
ジュラシックシリーズの最期がこれなのは少しやるせないものがありますね。
まずはディロフォサウルス。
映画公開当時、リンドバーグから販売された海外プラモデルをツクダホビーが輸入して販売していたようです。
塗装はジュラシック・パークのネドリー死亡シーンを何度も再生しながら行いました。
エリマキは画面のスクショ、体の模様はアイアンスタジオのスタチューを参考にしています。
プライム1のスタチューだとかなり緑色なディロフォサウルス。
恐らく本編シーンが雷雨なので、その暗さがなければ緑色の設定なのでしょう。
ただ、個人的にはやはりディロフォサウルスは"パーク"のこの暗い色合いなので、そこに準拠した塗りにしました。
製作過程↓
続いてドミニオンのラスボス、ギガノトサウルス。
こちらはセガプライズのリペイントです。
CGデータ画と睨めっこしながら、とにかく身体に模様を描き、そこから汚しを入れて仕上げました。
本編ではタイマンで2度もティラノサウルスを粉砕したギガノト。
監督は「この恐竜は世界が燃える様を見たいと思っている」「ジョーカーのようだ」と言っていましたが、いかんせん尺が足りなかったか、そこまでの恐怖感はなくむしろラストは可哀想なぐらいでした。
というかティラノヨイショをやるならもう少し3つ巴バトルに力入れて欲しかったですね…。
「ワールド」のインドミナス戦の焼き回し&パワーダウンな印象しかなかったです。
もう少し、こうティラノが己の力で捩じ伏せた感をですね…(というか何度もタイマンで負けるな)
失礼。やはり思い入れのあるシリーズなので色々出て来てしまいます。
もちろん悪い点ばかりの映画ではありませんでした。
特にテリジノ、ディロフォの恐怖感ある描き方は、それぞれ新恐竜による新鮮で不気味な恐怖、初代を思わせる暗闇の恐怖を感じさせてくれました。
ギガノトの最大の捕食者という描き方も良かったです。
多少の水増しはされてますが、現実に頭部サイズはティラノを凌ぎますし、顎の太さ等の議論は創作作品では問題ないでしょう。
とにかく、デカい、ゴツゴツ、強い。
ひたすら頭から突撃、突撃。
まさに重戦車のようなパワータイプな暴れっぷりはもっとたくさん見せて欲しい、と思うような素晴らしいものでした。
次もまたシリーズが続くと言う噂もありますし、魅力的なヴィランが増えることを願うばかりです。
(あとスピノ復活。)
製作過程↓
「クダフロミ ゴジラ2016(シン・ゴジラ)」
こちらもご依頼品の製作でした。
先述したKOCシンゴジを見てのご依頼ということで、より良いものを届けねばと気合を入れて塗りました。
やることは同じ。とにかハイライトを何度も塗り重ね、何度もクリアカラーで馴染ませていきました。
福田さんのこの覚醒シンゴジの2タイプ目は、全身がうねっていた前回から、身体が真っ直ぐになり、さらに熱線発射を想起させるポージングになっています。
自分の分がまだ入手出来ておらず欲しいところなのですが、覚醒シンゴジの塗装はとてつもなく疲れるので、しばらくは物欲が抑えられるかもしれません…。
製作過程↓
「TsFacto ゴジラ2000オリジナルイメージバージョン」
こちらもご依頼品になります。
今年発売された山脇さんの最新アレンジゴジラ。
ご本人の作例が下地のレジンを活かしての塗装で、それを参考に塗装しました。
造形村のサーフェイサー効果付きの透明プライマーを噴いたのちに、ウォッシング、クリアカラーで薄いシャドーで仕上げました。
下地残しは今までに爪などで何度かやってはいましたが、これだけの面積をやるのは初でした。
結果として古木のようにも骨のようにも見える、良い塩梅が出せたんじゃないかと思います。
↓製作過程
以上が、今回の投稿となります。
なんかざっくりした内容でしたが、決してネタが無いわけではありません。
文字を書くのが追いつかないだけです。
これからの秋冬春シーズンにかけては展示会、イベントがまたちらほらあるみたいで、まだ日の目を見ていない製作物達がどこかで出せるかもしれん。
展示会用の子達ももう少し作りたいですね。
来年ぐらいにまた東京でGカニ2的なのをやりたいな〜とぼんやり考えていますが、どうなるでしょうか。
まだ何も決まってないですが、そろそろ本腰入れて実行に移したいなと思ったりもしています。
ぼちぼち頑張って生きます〜。
それでは今回はこの辺で。
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