1923年(大正12年)設立された、直井脳病院。
その石碑が区画整理で掘り出されたらしい。
「高圧洗浄機であの石碑綺麗にしません?」
と理事長に持ちかけたところ、歴史談義が始まった。
「直井先生って人が建てたんだけど、短命でね。子供が4人いたんだけど、上3人の兄が早く死んじゃって、一番下の女の子だけ医者になった。それが僕の奥さん。」
かいつまんで言うとそういうことらしい。
「削れない?」
「大丈夫ですよ。汚れだけ落ちます。」
「よし、じゃあ行こう!」
やる気だ!
「でも誰かに確認取らないと。」
確認をとったら、道路工事の管轄で何とかするらしいので、きょうはやめ。
「また、次の機会があればやっちゃいましょうよ!」
「うん。そうだね。」
足元がおぼつかないのに、歩いてくれた。
「過去も未来も綺麗になる。いいことですよ。こんなかんじです。」
「うんいいね。またにしよう。」
夢があれば、生きられる。
まぁ、それだけの単純な話。
その石碑が区画整理で掘り出されたらしい。
「高圧洗浄機であの石碑綺麗にしません?」
と理事長に持ちかけたところ、歴史談義が始まった。
「直井先生って人が建てたんだけど、短命でね。子供が4人いたんだけど、上3人の兄が早く死んじゃって、一番下の女の子だけ医者になった。それが僕の奥さん。」
かいつまんで言うとそういうことらしい。
「削れない?」
「大丈夫ですよ。汚れだけ落ちます。」
「よし、じゃあ行こう!」
やる気だ!
「でも誰かに確認取らないと。」
確認をとったら、道路工事の管轄で何とかするらしいので、きょうはやめ。
「また、次の機会があればやっちゃいましょうよ!」
「うん。そうだね。」
足元がおぼつかないのに、歩いてくれた。
「過去も未来も綺麗になる。いいことですよ。こんなかんじです。」
「うんいいね。またにしよう。」
夢があれば、生きられる。
まぁ、それだけの単純な話。