勤務先の本荘郷土資料館の第三期の企画展は、古典雛です。
古いものでは天保年間に作られたものや倹約令のため小さな芥子雛など文化的価値のあるものなど展示しています。
コロナのせいで、雛巡り企画などほぼ取り止めになっていますが、本館は今の所閉館の通達はありません。にかほ市では、公共の施設を閉館しているので、これ以上増えるとどうなるかわかりません。皆さん早めにご来館下さい。
さて、この展示の超目玉は、鈴木家の御殿雛です。
何んと高校の同級生のS君の実家の物でした。昔は材木屋さんで財を成したとか!鶴舞城のすぐ下に自宅があります。
鈴木家所蔵のお雛さまは、京都御所の「紫寂殿」を模して作られた御殿雛です。御殿は、中央の本殿と渡り廊下でつながって脇殿、そして五人囃子のいる奏楽殿の三殿からなり、屋根には16弁の菊花の紋章がほどこ施されています。鈴木家では、皇室に仕えた方への御下賜品と伝えられています。御殿本体は、桐を材料に綿密に製作された多くの部材によって構成され、骨組みには稔紐という高度な箇手の手法が使われ、釘を使用することなく全体を支えています。
この御殿を組み上げるのは素人には無理で、以前大工だったサポーターさんにお願いして組み上げました。自分も組み上げる事ができるようなりたいものです。
本館では、QRコードを読み取ると各お雛様の紹介動画を見られるようにしています。
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