エッセイ教室の忘年会に備えて、プレゼントの本を用意する。
100均で文庫用のブックカバーを買い、本につけてみる。
プレゼントに関しては、リーダーからメールで指示があった。
「なぜその本を選んだのかを手紙にして、包装してきてくださいね」
カードも100均で買ったけど、さて何を書こう。
辻仁成だから、これを最初の文字にしようと思いついた。
「つかれたとき
じぶんに自信が持てないとき
ひそかに読んでみよう
とおい時代から
なぜか心にしみ込むメッセージ
りズムに乗って届けます」
包装も、使いまわしができそうな袋にした。これも100均。
忘年会当日を迎え、いざ表参道へ!
その日の会場は、日本料理 太月というお店であった。個室もあってくつろげる。
どのお料理も口あたりがよくて、「うーん、おいし~」と熟女たちを唸らせた。
左上の茶わん蒸し、左下前菜の鴨は特に気に入った。お造りは厚みがあり、満足度が高い。
右端のデザートでは、グラスの抹茶プリンが絶品。プルプルと揺れるプリンが黒蜜と絡み合い、口の中で儚くとろける。茶と蜜の相性が素晴らしくて、おかわりしたいくらいだった。
「お食事もすんだし、プレゼント交換しましょうか」
「わ~い」
くじで1番を引いた人から、プレゼントを選んでいく。私が用意した包みは、還暦を過ぎても堀ちえみに似ているマダムが受け取った。
「辻仁成? 読んだことないわ。楽しみ~」
ひとまず、喜んでもらえたようでよかった。
私がもらった本は、西加奈子の『まにまに』である。たしか、『サラバ』で直木賞を受賞しているはずだが、読んだことはない。これは、イケてる。
添えられたクリスマスカードは、かなりオシャレ度の高いデザインである。どう見ても100均ではない。
中を見ると、「若いエネルギー、自分の心に正直なところ、大阪弁、自由な書き方。枠に収まらない楽しさがあります。イラストを描いたのもご本人とか。でも、内容とはまったく関係ない絵。それもまたおもしろい」と書いてある。スマートな文章に感心した。今は読みかけの本があるから、さっさと終わらせて、これを開きたいものだ。
「私のは猫ちゃんよ♪ すご~い、どうしてこんな本が読みたいってわかったの?」
リーダーはかなりの猫派。アメリカンショートヘアが大きな目をパッチリさせて、小首をかしげている表紙のハードカバーが当たり、泣き出さんばかりに喜んでいた。
エッセイ交換の企画は、こんな感じで収まる場所に届き、上々の結果となった。
今年の忘年会は、ことのほか充実していて忘れがたい。
↑
クリックしてくださるとウレシイです♪
※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
100均で文庫用のブックカバーを買い、本につけてみる。
プレゼントに関しては、リーダーからメールで指示があった。
「なぜその本を選んだのかを手紙にして、包装してきてくださいね」
カードも100均で買ったけど、さて何を書こう。
辻仁成だから、これを最初の文字にしようと思いついた。
「つかれたとき
じぶんに自信が持てないとき
ひそかに読んでみよう
とおい時代から
なぜか心にしみ込むメッセージ
りズムに乗って届けます」
包装も、使いまわしができそうな袋にした。これも100均。
忘年会当日を迎え、いざ表参道へ!
その日の会場は、日本料理 太月というお店であった。個室もあってくつろげる。
どのお料理も口あたりがよくて、「うーん、おいし~」と熟女たちを唸らせた。
左上の茶わん蒸し、左下前菜の鴨は特に気に入った。お造りは厚みがあり、満足度が高い。
右端のデザートでは、グラスの抹茶プリンが絶品。プルプルと揺れるプリンが黒蜜と絡み合い、口の中で儚くとろける。茶と蜜の相性が素晴らしくて、おかわりしたいくらいだった。
「お食事もすんだし、プレゼント交換しましょうか」
「わ~い」
くじで1番を引いた人から、プレゼントを選んでいく。私が用意した包みは、還暦を過ぎても堀ちえみに似ているマダムが受け取った。
「辻仁成? 読んだことないわ。楽しみ~」
ひとまず、喜んでもらえたようでよかった。
私がもらった本は、西加奈子の『まにまに』である。たしか、『サラバ』で直木賞を受賞しているはずだが、読んだことはない。これは、イケてる。
添えられたクリスマスカードは、かなりオシャレ度の高いデザインである。どう見ても100均ではない。
中を見ると、「若いエネルギー、自分の心に正直なところ、大阪弁、自由な書き方。枠に収まらない楽しさがあります。イラストを描いたのもご本人とか。でも、内容とはまったく関係ない絵。それもまたおもしろい」と書いてある。スマートな文章に感心した。今は読みかけの本があるから、さっさと終わらせて、これを開きたいものだ。
「私のは猫ちゃんよ♪ すご~い、どうしてこんな本が読みたいってわかったの?」
リーダーはかなりの猫派。アメリカンショートヘアが大きな目をパッチリさせて、小首をかしげている表紙のハードカバーが当たり、泣き出さんばかりに喜んでいた。
エッセイ交換の企画は、こんな感じで収まる場所に届き、上々の結果となった。
今年の忘年会は、ことのほか充実していて忘れがたい。
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「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)