ロンドンから、ユーロスターでパリに移動する。
夕食は、ドレスコードのあるレストランでとった。ミシュランガイド1つ星というから、あまり期待していなかったのだが、これがチョー美味しくて驚いた。
カニのジュレ、ウイキョウのクリーム。
ロブスターのグリル。
仔牛 ヴァージンオリーブオイルとレタスを添えて。
このマヨネーズソースの下に仔牛のスライスが隠れていて、写真には写っていないレタスと一緒にいただくのだ。味はよかったが、カロリーが高そうだった。
チョコレートミルフィーユ。
さらに、テーブル担当にはイケメンのウエイターがついた。彼は私たちが日本人だとわかると、熱心に話しかけてくる。どうやら、彼は『ドラゴンボールZ』の大ファンで、コミックだったら井上雄彦がいいと言っているらしい。私も井上雄彦の漫画は好きだ。話が合ってよかった。
翌日は、パリ観光である。
ホテルの近くには、オペラ座がデーンと構えていた。
少し走ると、コンコルド広場が見えてくる。
ここで、ルイ16世や、マリー・アントワネットが処刑されたのだ。ブルブル。
そして凱旋門。
デカッ!!
ナポレオンが眠るアンヴァリッドも見えてくる。
ご存じ、エッフェル塔。
観光地ならどこでも、目つきの悪い大柄な黒人集団が待ち構えている。エッフェル塔のフィギュアを手に持ち、売りつけようと近づいてきて怖い。彼らは、ロンドンにはいなかった。
ノートルダム寺院も、繊細な姿をあらわした。
観光の前に、現地ガイドから治安について話を聞いた。
「地下鉄にもスリが多いですから勧めません。また、スマホは高額で取引されるので、出さないほうが無難です。スマホを使っている日本人を見たら、20分でも30分でも後をつけてくるんですよ。そして、隙が見えたら集団で取り囲み、突き飛ばして力ずくで強奪するという事件が起きています」
うっへぇ……。
美しい文化遺産とは裏腹に、油断ならない国というわけだ。
帰国まで、ずっと気を張っていたから疲れた。飛行機に乗り、成田空港に着くと一気に緊張感がほぐれた。
それがいけなかったのかもしれない。
9月に入ると、娘が修学旅行でシンガポールに行く。せっかく成田に来たのだから、ここでシンガポールドルに両替しようと思い、銀行に立ち寄った。1シンガポールドルは81円というレートだったので、2万円は240ドルになった。
ここまではよかった。
「ただいまぁ」
空港から家に着き、荷物の整理をしていたときだ。240ドルを袋から取り出すと、なぜか140ドルしかない。
????
100ドル札が1枚なくなっているではないか。バッグの中をよーく探してみたけれど、どこにも見当たらない。ひょっとしたら、落としたのかもしれない。
ダメ元で、一応成田空港に電話をかけてみた。なくした日と時間、場所、状況を詳しく伝えると、まもなく返事が返ってきた。
「100シンガポールドルですね。はい、拾った方から届けられております」
「ええっ!」
まさかまさかのヒットである。あきらめかけていただけに、見つかった喜びは大きい。自宅まで送ってもらい、今は手元に戻ってきた。
これが、もしパリだったら……。
ああ、日本人でよかった!
↑
クリックしてくださるとウレシイです♪
※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
夕食は、ドレスコードのあるレストランでとった。ミシュランガイド1つ星というから、あまり期待していなかったのだが、これがチョー美味しくて驚いた。
カニのジュレ、ウイキョウのクリーム。
ロブスターのグリル。
仔牛 ヴァージンオリーブオイルとレタスを添えて。
このマヨネーズソースの下に仔牛のスライスが隠れていて、写真には写っていないレタスと一緒にいただくのだ。味はよかったが、カロリーが高そうだった。
チョコレートミルフィーユ。
さらに、テーブル担当にはイケメンのウエイターがついた。彼は私たちが日本人だとわかると、熱心に話しかけてくる。どうやら、彼は『ドラゴンボールZ』の大ファンで、コミックだったら井上雄彦がいいと言っているらしい。私も井上雄彦の漫画は好きだ。話が合ってよかった。
翌日は、パリ観光である。
ホテルの近くには、オペラ座がデーンと構えていた。
少し走ると、コンコルド広場が見えてくる。
ここで、ルイ16世や、マリー・アントワネットが処刑されたのだ。ブルブル。
そして凱旋門。
デカッ!!
ナポレオンが眠るアンヴァリッドも見えてくる。
ご存じ、エッフェル塔。
観光地ならどこでも、目つきの悪い大柄な黒人集団が待ち構えている。エッフェル塔のフィギュアを手に持ち、売りつけようと近づいてきて怖い。彼らは、ロンドンにはいなかった。
ノートルダム寺院も、繊細な姿をあらわした。
観光の前に、現地ガイドから治安について話を聞いた。
「地下鉄にもスリが多いですから勧めません。また、スマホは高額で取引されるので、出さないほうが無難です。スマホを使っている日本人を見たら、20分でも30分でも後をつけてくるんですよ。そして、隙が見えたら集団で取り囲み、突き飛ばして力ずくで強奪するという事件が起きています」
うっへぇ……。
美しい文化遺産とは裏腹に、油断ならない国というわけだ。
帰国まで、ずっと気を張っていたから疲れた。飛行機に乗り、成田空港に着くと一気に緊張感がほぐれた。
それがいけなかったのかもしれない。
9月に入ると、娘が修学旅行でシンガポールに行く。せっかく成田に来たのだから、ここでシンガポールドルに両替しようと思い、銀行に立ち寄った。1シンガポールドルは81円というレートだったので、2万円は240ドルになった。
ここまではよかった。
「ただいまぁ」
空港から家に着き、荷物の整理をしていたときだ。240ドルを袋から取り出すと、なぜか140ドルしかない。
????
100ドル札が1枚なくなっているではないか。バッグの中をよーく探してみたけれど、どこにも見当たらない。ひょっとしたら、落としたのかもしれない。
ダメ元で、一応成田空港に電話をかけてみた。なくした日と時間、場所、状況を詳しく伝えると、まもなく返事が返ってきた。
「100シンガポールドルですね。はい、拾った方から届けられております」
「ええっ!」
まさかまさかのヒットである。あきらめかけていただけに、見つかった喜びは大きい。自宅まで送ってもらい、今は手元に戻ってきた。
これが、もしパリだったら……。
ああ、日本人でよかった!
↑
クリックしてくださるとウレシイです♪
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「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
ロブスターは激ウマでした~♪
国内ではあまり登場しませんよね。
オーストラリアでは硬かったし。
これは絶品でしたよ。
スマホ強奪は自爆装置がつくことで、多少は減っていくんでしょうか。
買い手がいるからこそ、強奪するんですものね。
お札が戻ってきたときは感動でした。
「ペイ・フォワード」のように、この善意を伝えていかねばと思います(笑)
スマホ強奪の話は、一昨日だかの新聞にでかでかと出ていました。未だケータイの私は、強奪!?じぇじぇじぇ!と思いました。人の奪っても使えるのね。
空港で落とした異国のお札が帰ってくるとは、なんて素敵な国・ニッポン!
名前も書いてないのに、届けてくれるのも偉いけど、返してくれる警察も素敵過ぎます。
世界でまた新たな戦争が起きそうな気配なのに、一服の清涼剤とはこのことですね
パリには不審な人が多くて、落ち着かなかったです。
イタリアやスペインほどじゃないかもしれませんが…。
時間がなくて、カフェにも一度しか入れませんでした。
どこも混んでいて、夏はダメですね。
今度は冬の静かな時期に行きたいです。
ここでお札を落としても、まず戻ってこないでしょうね(笑)
楽しいウエイターさんでした。
彼は私たちファミリーの写真を撮ってくれたので、今でも大事に残してあります。
たぶん、20代だと思うんですが、ドラゴンボールっていうのも…。
お札は奇跡のようだと思いました。
しかし、もっとしっかりせねば~と反省する機会でもあります。
パリではかなり日焼けしましたよ。
拾ってくれた方も親切で安心しました。そのままネコババしちゃう人もいますからね。
パリは昔から治安が悪かったけれど最近またスリが横行してるんですね。
ウエィターと盛り上がれるなんて!
クール ジャパン、健在ですね。
それに 本当に、空が青い。
でも、名前も書いてないお札が 無事帰ってくるなんて!
素晴らしいことだけど、この感覚は 国内限定でしょうね。
絵葉書みたいに見えるのは、空が真っ青だからかも。
曇り空や雨では、ポストカードにならないんでしょうね。
ロンドンは雨ばかりで、アンブレラが必要でした。
パリではよく晴れ、紫外線も強いため、パラソルが必要でした。
こんなに天気が違うのか~と感心したりして。
お札が戻ってきてよかったけれど、そもそも物をなくしすぎかも…。
お久しぶりです。
お元気のようで安心しました。
子どものスリも、イタリア付近には多かったです。
人のものを盗んで生計を立てるのが普通だと思っているんでしょうか。
歪んでいますね。
お忙しいようですが、まだまだ残暑が続く様子。
ご自愛ください。
はい、よかったです♪
日頃の行いが悪いので、ダメかと思いました(笑)
なくしたにせよ、どこで落としたのかわからないと気持ち悪いんです。
これにて一件落着~!
パリはロンドンより怪しい人が多かったかも…。
ノートルダムには入れませんでした。
橋の手前まで、長い長~い行列ができていましたよ。
やはり、シーズンオフがねらい目でしょうか。
最終日のお昼は「SAPPORO」というラーメン屋にしました。
中国人の従業員が多かったのですが、日本でも通用しそうな味で感動しましたよ。
スーツを着たビジネスマンもズルズルと食べていました。
ちょっとうれしい(笑)
今日の朝刊にも出ていたね。
特にアメリカがひどいみたい。
年間160万件って…(汗)
財布が見つかってよかったね。
擬態というより、保護色でしょ(笑)
100ドル札をなくしたと気づいたとき、「どこでどうして」と気になり寝つきが悪かったよ。
推理小説の犯人がわかるまで中断できないタイプ(笑)
金額にしたら8000円ちょっとだけど、見つかってうれしかった♪
やっぱり日本に着いて一気に緊張感が薄れたのでしょう。
お札が戻ってきてよかったです~
あっ、おかえりなさい!無事の帰国なによりです!
やく一か月振りにネットカフェに来ました。お久しぶりです。(笑)我が家もニュースがあるんですよ。(詳しくは久しぶりに日記に書きました)
ちゃんと戻ってくるなんて。
良かったね。
私はパリではスリにはあいませんでしたが、友達は怖い思いをした人もいます。
まあ、昔の話ですが…
お料理はあくどくなかった?
私が行ったときは、味付けなんか関係ない生牡蠣が一番おいしかった記憶があります。
ノートルダムも歩いて上まで登ったことなんか思い出しました。
この間、車を下りた瞬間に財布を落としたんだけど、探し回って20~30分後に見つけた時にはほっとした。落とした場所が土の所だったんだけど、財布の色がたまたまこげ茶色だったから助かったのかも知れない。擬態じゃないけど、上手く土の色と一体となってくれてた。(^^)
ところで、ジャン・ヴァルジャンに関する観光スポットはないのかなぁ。あっ、あれはフィクションか…。