ここ10年間ウイングロードで10回目の夏を迎える。もっと前、昭和30年頃か?殆んどの車にクーラーは付いて無かった頃の話。当時駆け出し、免許取り立ての営業員だった私、車は貴重な足で、一人で乗っては勿体ないと、同行販売と言って得意先の社員と同乗して、お店周りが多かった。私達の会社は剃刀の刃の製造販売会社、当時でも中小企業の部類、問屋さんの社員を乗せてその得意先の化粧品店、雑貨屋、薬局等を一軒一軒回って、商品を販売する毎日だった。確か車は暖房のみ夏は思い切り窓を開け放して、運転席の左右に付いてる三角形のサイドウィンドウから涼しい風が胸元へ入って来る、当時は車も今ほど多くは無いし、外の空気は今より余程綺麗だったようで、中古車とは言え、会社のマークの入った排気量500ccのダットサン、700cc?のトヨタクーペはチョッと地方都市や町のお店に行くと、店主が出てきて「今日はずいぶん高級車に乗って来たね~」と冷やかされたりしたもんです。閑話休題、車と昔の仕事の話ではいつも脱線する、肝心のタイトル話はズボンの寸法と解く又明日(股下)