ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

卒乳についての誤解をただす

2008年09月09日 | 卒乳・断乳
卒乳についての誤解を質す。
山形県立中央病院の渡辺眞史先生のお考えを引用させていただきます。
わかりやすくて素晴らしい言葉です。
*************
卒乳とは自らおっぱいを必要としなくなり離れていくことです。親が計画しておっぱいから遠ざけるのは卒乳ではありません。
形の変えた断乳といえます。長くおっぱいをあげているとわがままになり自立できないなどといわれ断乳をすすめられることがあります。
2才になると言葉の発達も見られ外へ向かう気持ちが強くなります。毎日が驚きと好奇心にあふれた体験です。このたくさんの体験はそれまで経験したことのない世界ですから精神的にも肉体的にも疲れてしまいます。こんな時におっぱいを欲しがります。おっぱいは活発に活動するためのエネルギーの充填基地といえます。おっぱいから守られているという安心をもらい、より多くの経験を得ることができます。ある時期になるとおっぱいに頼らなくても自分で心のコントロールができるようになります。この時が卒乳です。充分に満足した心は強い自立心を育てます。卒乳までおっぱいをもらえた子どもはわがままや気持ちの弱い子にはなりません。世界保健総会では2年以上の母乳育児をすすめています。これには上限はありません。欲しがる間は続けるという考え方です。厚労省から出された授乳・離乳の支援ガイドでも断乳はなくなり、自然に止めていくまで与えるという考え方になっています。お母さんの考え方が正しいことです。心配しないで少しでも長いおっぱい生活を楽しんでください。
* ************
素晴らしいメッセージですね。
先生の母子への温かい愛がにじみ出た文章ですね。
皆さん、他の方にも先生の考えを伝えてあげてください。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« NHK会長に質問書を送付!! | トップ | 密着子育て!! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

卒乳・断乳」カテゴリの最新記事