北海道 旭川いじめ凍死事件 ①
旭川市の公園で昨年、中学2年の女子生徒が凍死した問題で、
生徒へのいじめや、
学校の対応などを調べた第三者委員会が設置主体の市教委に最終報告書を提出した。
旭川市教委は17日、第三者委員会の最終報告書の概要版を20日に公表する方針を決めた。
黒蕨真一教育長が同日午前の市議会本会議で説明す、
市教委と第三者委の記者会見は同日以降に行う予定。
18日の記者会見で公表の予定だったが、文言の修正などに時間を要しているとして、
20日の市議会で教育長の説明後、
今津寛介市長が再調査のため市長直属の第三者委を設置する方針を表明する予定である。
事件の始まりから3年以上も過ぎているのに、随分のんびりした話である。
今の第三者委員会の構成員は、一回目委員会の構成員に事件関係者がいたために再編成された
委員会だ。しかも、二回目のメンバーにも問題があり、一部入れ替えになった経緯がある。
また、約束の期日に報告書ができず、発表の延期迄している。
そして、20日第三者委員会から報告書が発表になった。
要旨であるが報告書をよんで、
やっぱり問題ありの報告書で遺族が再調査を希望しても仕方のない内容だ。
旭川今津寛介市長は、この報告書に関して市議会本会議で、
「議会の真相解明には更なる検証の必要性を感じ、遺族の思いに応えるべく、真相を明らかにする」
と述べ、市長直属の再調査を行うと答弁している。
今回は、このいじめ凍死事件をよく知らない人のために、
以下に概要を述べ、次回から報告書の内容について私の思うところを述べようと思います。
事件の概要
事件は3年5カ月前にさかのぼる。
中学2年女子生徒は、2019年4月北海道旭川市立北西中学校入学。
まもなく同校の男女生徒によるいじめが始まった。
とても陰湿で耐えられないような性的な内容を含む集団のいじめが続いた。
いじめはエスカレートしていく。
2019年6月22日、女生徒はいじめグループ(十数名の男女生徒)囲まれ、
自殺を教唆するような、「死ぬ気もないくせに…」などと煽(あお)り言葉を浴びせられ、
孤立無援の中で、「死ぬから画像を消して」とウッペツ川に飛び込み警察が出動する。
いじめ事件が公になる概要です。
だが、いじめグループの事情聴取では、
「母親の虐待が原因で飛び込み自殺未遂をした」と説明する。
聴取された全員が同様な説明をしたとなれば、
この説明は単なる嘘というよりは、悪質な口裏合わせであり、
深堀すれば、関係児童の大人が説明内容を教唆したのではないかと疑いたくなってくる。
この説明が嘘というよりは、
悪質な捏造であることは警察の被害者のLINEの復元ではっきりして、
いじめの実態が判明してくる。
(つづく)
(ニュースの声№17) (2022.9.21記)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます