ノグチサトキ

名もなきギタリストの物語

オーバードライブ

2012-07-21 | ギター・エフェクターほか

この手?のギター弾きは、エフェクター嫌いが多いが、

私は、嫌いではない。

要は、使いようだと思っている。

出来ることなら、音の幅も拡がるから、それなりにつなげたいが、

正直なところ、うまく使いこなせないだけ。

それで、オーバードライブのみ、若しくは、+ワウに留めている。


それにしても、古今東西、過去から現在、種々様々なエフェクターが発売されてきた。

歪み系、空間系、単体、マルチ、エトセトラ

機械モノだというのに、こちらも、新しいモノが必ずしもいいとは限らない。

いわゆるヴィンテージものとか、生産終了モノとかが蔓延っており、

興味のない人には、信じられないような値段が付いていたりする。

昔のモノは、現在では規格の問題他で手に入らない部品が使われていたり、

経年変化で音が変わっていたりとかで、プレミア価格になるらしい。


さて、これらのエフェクター郡

中でも、私が特に興味があるのが“オーバードライブ”。

例の如く、一時、オーバードライブに没頭し、日夜研究に勤しんだ。

ボス・マクソンなどの国内モノから、アメリカモノはもとより、

イギリス、スウェーデン、はてはロシアまで・・・。


私が所有していたもので、ちょっと人に自慢できるものと言えば、

“ケンタウルス”という、知る人ぞ、知る“キング オブ オーバードライブ”

初期モノでゴールドのイラスト付き(尾っぽのちっちゃいタイプ)。


今や伝説?となったこのモデルは、リアルタイムで販売されていた頃から、

雑誌等で目にして知っていたが、新品の販売価格が68,000円とかで、

当時、ちょっとしたギターでも買えそうな価格が付いていた。


いくらなんでも、オーバードライブにその価格はと思いながら、

興味はなくもないが買うすべもなかったが、

それが、後年、リサイクルショップの棚に並んでいるのを見つけることとなる。


まとも?に買えば、プレミアムで10万以上のシロモノが、

そこそこの値段がついていたものの

相場よりは、かなり安い。

たまたま、何とかなったので、試しに買ってみることとした。


それで、肝心の音はと言うと、

確かに、何とも言えぬ“艷”がある。(あった。:過去形)

高音の抜けもいいし、耳あたりもよくイヤミがない。


例えるならば、

ザルで丹念に濾したBD1を0D1に混ぜ込んで、

そいつにヒトサジのTS808を加えた感じ?

といったところだろうか。

結局これまた、養えず、出ていってしまったが、

話のネタになったので、それはそれでよかったと思う。


あれこれ試した挙句、現在は、イバニーズのTS808Reiに落ち着いた。

基本的に、コレを一つだけつないで、ソロとバッキングの音量は、

手元のボリュームとピックアップのセレクタースウィッチで調整

今やりたいことの大方は、これにてコト足りている。

それと予備にノアズアークの“緑”をもっている。


音色の変化で言えば、ギターやアンプを超えてしまうこともあるだけに、

エフェクター、とりわけ、オーバードライブは、単なる機械に留まらず、

ひとつの楽器だと思っている。

うまく使えば、これ以上の味方はないし、

下手に使えば、全てが台無し。

また、使ってなければ使ってないで、ノンエフェクトギタリストと取り沙汰され、

それがまたウリになったりも。

いずれにしても、形は小さいが、

使うにしろ、使わないにしろ、

ギタリストにとって、若しくは、ベーシストにとって、

エフェクターが存在するという意味は、

とても大きい。




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2 コメント

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Unknown (宮i)
2012-07-22 00:44:03
ケンタ………私の知り合いも所有してはりますわ。

彼曰く、【ネ申】な音らしいが、私にゃわかりましぇん。(^^;
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Unknown (ニシムラ)
2012-07-22 02:30:18
歪みモノは、ひょっとして一番チョイスが難しいエフェクターかもしれんねぇ~
その時その時の音楽の趣向で、コロコロ好みが変わりますからね。けどいつも とりあえず戻るのがMAXONのD&SⅡやね。あれは名機だ。
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