ノグチサトキ

名もなきギタリストの物語

ラージヘッドのストラト

2013-05-04 | ギター・エフェクターほか

1960年代くらいまでのに比べて、

1970年くらいからのネックはヘッド部分が大きい。

スパゲティロゴから、モダンロゴに変えて、

ヘッドを大きくしたのは、一流会社としてのセールスアピールらしい・・・。

・・・

それを“ラージヘッド”という。

 

私がギターを始めた頃、70年代の終わりから80年代の始め頃のフェンダーは、

今と違って、簡単には手の届かない、憧れのギターだった。

その当時のフェンダーが、この“ラージヘッド”だった。

 

その後、フェンダージャパンができたのが、83年。

ラージヘッドのアメリカ製が買えないから、

皆んな日本製のスモールヘッドを買った。

 

当時、高校3年生の私が買ったフェンダージャパンのストラトは、

品番57-115、ラッカー塗装、軽量、スモールヘッド。

三歳上のエリック和田がローンで買ったのは、

ポリ塗装で重たいアメリカ製。

私のの倍以上の値段がしていた。

 

この期のストラトは、なんだかんだと言われ、

誤解も多いが、

特に3点留めのマイクロ・ティルト機構については、

よく考えられてて、とてもよく出来ていると思う。

塗装にしても、今は、ラッカーが何かと取り沙汰されるが、

劣化の少ないポリエステル塗装にしたのも、品質向上、

ひとつのバージョンアップであったらしい。

 

その他、色々、

今でも、私にとって、この“ラージヘッド”こそが、

憧れのフェンダーというイメージもある。

 

ちなみに、STRATOCASTERと正式名称を冠する

オリジナル『ストラトキャスター』は、

※1983製前期ものまで。

それ以降は、USAだろうがカスタムショップだろうが、

全部リイッシュ。

 

実際、そんなこと、どうでもいいんだけれど、まあ、話のネタに・・・。

ギターオタクは、つづく・・・。

  

※副社長スミスが開発を担当した通称スミス・ストラト

 1982から1983まで製造

 参考文献:シンコーミュージック『ストラト・セヴンティーズ』



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