1960年代くらいまでのに比べて、
1970年くらいからのネックはヘッド部分が大きい。
スパゲティロゴから、モダンロゴに変えて、
ヘッドを大きくしたのは、一流会社としてのセールスアピールらしい・・・。
・・・
それを“ラージヘッド”という。
私がギターを始めた頃、70年代の終わりから80年代の始め頃のフェンダーは、
今と違って、簡単には手の届かない、憧れのギターだった。
その当時のフェンダーが、この“ラージヘッド”だった。
その後、フェンダージャパンができたのが、83年。
ラージヘッドのアメリカ製が買えないから、
皆んな日本製のスモールヘッドを買った。
当時、高校3年生の私が買ったフェンダージャパンのストラトは、
品番57-115、ラッカー塗装、軽量、スモールヘッド。
三歳上のエリック和田がローンで買ったのは、
ポリ塗装で重たいアメリカ製。
私のの倍以上の値段がしていた。
この期のストラトは、なんだかんだと言われ、
誤解も多いが、
特に3点留めのマイクロ・ティルト機構については、
よく考えられてて、とてもよく出来ていると思う。
塗装にしても、今は、ラッカーが何かと取り沙汰されるが、
劣化の少ないポリエステル塗装にしたのも、品質向上、
ひとつのバージョンアップであったらしい。
その他、色々、
今でも、私にとって、この“ラージヘッド”こそが、
憧れのフェンダーというイメージもある。
ちなみに、STRATOCASTERと正式名称を冠する
オリジナル『ストラトキャスター』は、
※1983製前期ものまで。
それ以降は、USAだろうがカスタムショップだろうが、
全部リイッシュ。
実際、そんなこと、どうでもいいんだけれど、まあ、話のネタに・・・。
ギターオタクは、つづく・・・。
※副社長スミスが開発を担当した通称スミス・ストラト
1982から1983まで製造
参考文献:シンコーミュージック『ストラト・セヴンティーズ』