CINEMAとMOVIE?

英語&米語

映画大好き、ごきげんな毎日・・・そして、やってきた猫の話

井坂幸太郎著「砂漠」

2011-08-15 11:27:21 | 読書
映画の「ゴールデンスランバー」は面白かったですね
井坂作品「グラスホッパー」「魔王」とか読んだけど、感動とはいかなくて

で、この「砂漠」

北村、西嶋、鳥井、南、東堂
男3人女2人が大学入学から知り合い、
通り魔やら強盗に絡ませながら、5人の社会(=砂漠)に出るまでのストーリー

鳥井のお坊ちゃん型が一番成長したかな?
西嶋のイデオロギー型も不変やし(太め、見た目もイマイチそう)
南はあったか素直派
東堂はべっぴんで無表情派
主人公北村が一番普通ぽくって、俯瞰型(鳥井にそう呼ばれる)

はじめに、
鳥井がホストたちに嵌められて賭けボーリングをするあたりの西嶋はカッコイイし

鳥井が強盗たちにひき逃げされ片腕を無くし
世を拗ねていた彼を、またみんなの中に戻したのも西嶋
カッコよくないけどカッコイイ

北村の彼女だけがブティックで働く社会人
その彼女が社会のことを砂漠と呼ぶ

入学から卒業までの事件、出来事がそれぞれに関連性を持っていて

ストンと腑に落ちましたね、最も現実的だったせいかも

つぎは山崎豊子さんの「運命の人」長編を読みます
コメント
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