「インポッシブル」

THE IMPOSSIBLE　　2012年　　DVD



≪ストーリー≫
2004年マリアとヘンリーは3人の息子たちと一緒にタイのプーケットへクリスマス休暇を楽しみにやってくる
そして26日、あのとてつもない津波が押し寄せる
マリアと長男のルーカスはお互い助け合いながら何とか生き延び、村人に助けられ病院へ運ばれる

しかしマリアは重傷を負っており、瀕死の状態
あふれかえる怪我人の対応になかなか手術もままならず、刻一刻と重態になっていく

一方ヘンリーはふたりの息子と一緒に壊れたホテルでマリアたちを捜し求めていた
ここも避難しなければならず、かれらは山の方へと向かう事に、・・・

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※ネタバレあります

もうこれはキツイ、きつくて息ができなくなる
津波のシーンは凄惨です
劇場に「ヒア・アフター」を見に行った時は東日本大震災の前でした
その後は上映中止になって、
だから、あの時は何だか他人事のような気分があって…でも、これはエグイ

実際にあった家族の話で、ナオミ・ワッツとユアン・マクレガーとの共演というんでレンタルしましたが、やっぱり生々しすぎる

でも、このルーカス君気丈でお母さんを守り抜くんですよ
頼りがいのある息子で、胸打たれました

ヘンリーも幼い子どもたちと離れて妻たちを探し回ります
最後、再会を果たすわけですが、

極限状態での人間がお互い助け合っているサマは感動します
病院での様子も、あ～こんな風だったんやろなあ、って

たぶんもっと酷い映像にしようと思えば出来たと思いますが
これでもけっこう来ます

サバイバル映画ですが、目は画面から離れることはありませんでした
「目をつぶって楽しい事を考えて」ってフレーズが何回か出てきます
誰もが幸せになれたら良いのに、と、こころの底から思いました


あれから10年近く経つんですか
日本の復興も早くしたいもんです、みんなそう思ってるはず、
ただこっちは原発問題が複雑で、一朝一夕とはいかないんですね