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映画大好き、ごきげんな毎日・・・そして、やってきた猫の話

「マンチェスター・バイ・ザ・シー」

2017-11-11 15:39:07 | 映画・洋画
MANCHESTER BY THE SEA  2016年  DVD



≪ストーリー≫
ボストンで便利屋をしているリー・チャンドラー(ケイシー・アフレック)は、
故郷のマンチェスターに住む兄ジョーが虚血性心疾患の持病で倒れたと聞き、
車で1時間半、マンチェスターに着き、既に1時間前に死亡した兄の遺体と対面、

ジョーには16歳の高校生の息子パトリックが居て、妻とは離婚し父親と2人暮らしだった、

リーは、葬式のこと、甥のこと、を考えながら、
弁護士のところへ遺言を聞きに行く、

そこには、後見人として、リーを指名していること、マンチェスターに住んでほしい旨が書かれていた、

パトリックは、アイスホッケーもしている、バンドもしているここを離れたくないと言うが、
リーはどうしても住むことが出来ないと・・・

・.・*・.・*・.・*・.・*・.・*

初めに、パトリックが幼少の頃にジョーが持っていた船で楽しんでいるシーンが映ります、

そして、リーが帰ったアパートは殺風景な地下部屋、
真冬のボストンに積もる雪が余計に寒々しい、

兄の急死で故郷に帰るわけですが、海辺のその町はなつかしくもあり、悲しくもあり・・

で、なんで、そんなにマンチェスターから逃れたいのかとその訳が、画面の進行につれて、明らかにされていきます、

パトリックの悲しみを共有はできるが、一緒に住むことはできない、
一緒に住むならボストンに来いって、

リーの過去が映し出され、その取り返しようのない悲しみが画面いっぱいに浮き出ます、

訳あって別れた元妻との再会シーンもありますが、
忘れてはならない過去の事実が、リーを孤独にします、
自分は幸せになってはならない、と、

彼は過去を乗り越えることが出来ないでいる、

元妻は再婚もし、妊娠もしている、

兄ジョーの妻、つまりパトリックの母親のことも出てきますが、彼女にパトリックを託すこともできない状態にあります、
最後に、リーは決断をします・・・



とっても哀しい映画でした、
でも、最後にリーとパトリックがボールでふざけるシーンで救われます、
ふたりが悲しみの中にあって、少しだけほんの少しだけ明りが見えたような・・・

ケイシー・アフレックはやっぱり良いですね、
お兄さんベンより私は彼の方が好きです、

こころの傷が痛いです・・

いい作品でした!!
佳作です!!

誰でも乗り越えられないモノってあるんですね

マット・デイモン、プロデュースですね
ケイシーは去年の主演男優賞
ケネス・ロナーガン監督~「ギャング・オブ・ニューヨーク」(脚本)etc.


蛇足
初め、マンチェスターやし、イギリス映画?と
街並みもそんな感じやし、
でも、ケイシーのセリフはイギリス風じゃないし・・なんて思いながら・・ボストンが出てきてやっぱりこっちなんやって





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