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収納と片付け②【収納のコツ】

2018-03-10 |   収 納 
こんにちは。住宅アドバイザーの三十三です。

いつもご訪問してくださりありがとうございます。

前回の続きです。

家づくりを進めるうえで収納の量は気になるところです。

収納の量は、基本収納の量に各ご家庭の収納の量を合わせて考えます。

お子さんのご成長の過程でも変化しますので、収納不足になる時期もあるでしょう。

収納ばかりに気を取られてしまい、本来の家づくりから外れてしまってはいけませんが、おろそかにもできませんので、基本収納の量だけでもつかんでおきたいものです。


🔴はじめは靴です。
靴はひとりあたり10足と考えて、4人家族であれば40足分のスペースが必要です。

そのスペースは、4足並べて10段分であれば、幅120センチ、高さ230センチの下駄箱に相当します。

ただし、その中にブーツや長靴といった形の違う靴は含まれませんので、それを考えると幅150センチの下駄箱は欲しいところです。

あくまでも基本収納の量ですが、あきらかに足りないのであれば、サイズアップしない限り、あふれた靴が玄関に並ぶようになります。


🔴次は洋服です。
洋服は、増え続ける一方ですが、とりあえず数えると、お一人あたり季節ごとのお出かけ用が5着づつで20着。仕事着10着。スポーツ用4着。部屋着6着。冬物のコート、ジャンパー6着。フォーマル4着。着回し用に20着。これら上下を合わせると合計140着はありそうです。

これを、幅1間(165センチ)のクローゼットに、ゆとりをもたせて70着をハンガー掛けすると、クローゼットひとつでは到底間に合わないことがわかります。

そこで、キャスター付きハンガーラックが前後2列に入る奥行きのクローゼットにして、容量を培にすれば、何とか間に合いそうです。

通常、クローゼットの奥行きは65センチですが、その奥行きを120センチに。これを基本収納と考えてみます。

不足していれば、どこかにスペースをみつけるしかありません。

上下2段にハンガー掛けする方法もありますが、丈の長いものでも混在させられる2列型のほうが使いやすいと思います。

余談ですが、ハンガー掛けする収納方法は、かさばりますが、たたむ手間が省けるので洗濯後は楽です。


🔴続いて寝具です。
寝具も4人家族と考えて、冬物の掛布団と毛布に加え、ご来客用を考えると、基本収納は1間のクローゼットがひとつ必要になります。

布団の出し入れがしやすいように、扉は全開口する折れ戸で、奥行きは半間(76センチ)で計画すると、敷布団が平置きできます。

寝具は長期間仕舞いっぱなしになるので、換気と防虫に配慮しましょう。


🔴日用品です。
扇風機、加湿器、温風ヒーター、思い出の品、掃除用具、災害非常用品、ひな人形や5月人形など、形がふぞろいなものは、丈夫な箱に入れることで積み重ねることができ、格段に収納しやすくなります。


🔴書籍やファイル。
書籍やファイルなどは、引き出し式の収納ケースが最もコンパクトに収納でき、出し入れしやすい方法です。


🔴食品や衛生用品。
ストックするお米や缶詰、麺類、飲料水、詰め替え用洗剤や石鹸、ゴミ袋、トイレットペーパーなどの衛生用品、薬などには、幅半間(76センチ)のクローゼットが必要です。


以上を踏まえますと、4人家族の基本収納は、
🔴幅150センチの下駄箱
🔴専用で奥行きのあるクローゼットが4つ
🔴寝具用のクロ―セットが1つ
🔴日用品のクローゼットが1つ
🔴書籍やファイル用に1つ
🔴食品や衛生用品に1/2
これを目安にされると良いと思います。


最後に・・・。
収納のコツとしては
①市販の収納家具にクローゼットのサイズを合わせる。
②キャスター付きで動かせる収納家具を使う。
③不形成な物は丈夫な箱に入れて重ねやすくする。
④引き出し式の収納は本箱にもなり取り出しやすい。
⑤作り付け収納は市販品と比べ割高で自由が利かない。



以上で終わります。

最後までお読みくださりありがとうございます。

他のブログも家づくりにご参考になれば嬉しく思います。

それではまた。

ご訪問ありがとうございました。


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