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ゆるやかな階段

2018-03-20 | 知っておきたいこと
こんにちは。住宅アドバイザーの三十三です。

いつもご訪問してくださりありがとうございます。

今回はゆるやかな階段のお話です。

戸建て住宅の階段は、通常14段上がり切りで考えられています。

その階段の多くは、一段の高さ(蹴上げ/けあげ)は20cm、足を乗せる部分(踏面/ふみづら)は21cmになっています。

これは、子供にとっては危険で、高齢者にとっては身体に負担を掛ける高さと言えるでしょう。

ちなみに・・・。
小学校の階段は、蹴上げ16cm以下、踏面26cm以上
高齢者の階段は、蹴上げ17cm~18cm、踏面21cmが好ましいと言われています。

もっと子供と高齢者を中心に、一段の高さは少しでも低く抑えたいものです。

そこで、段数を一段だけ増やして15段上がり切りとすれば、階段の昇り降りがラクになります。

特に階段の昇り降りの多い3階建て住宅には有効です。

3階建てであれば、ホームエレベーターも選択肢のひとつですが、工事費用とのバランスや、設置後の保守点検費用を考えると、その費用を教育費や介護費用にあてるという考え方もできるので、冷静に検討しましょう。

さて、階段の下を有効に活用する方法のひとつとして、トイレを配置する方法があります。

さきほどの15段上がり切りの階段の下にトイレを配置した図面がこちらです。


タンク付きトイレであれば、8段目のところから使えることがわかります。

気になる蹴上げは、約18.6cm。初めにお伝えしました高齢者向けの蹴上寸法18cmに近づきましたので、高齢になっても身体への負担は軽くなり安心です。

1段増やすだけでこんなにも変わる。ちょっとした工夫で暮らし快適な住まいは実現できます。


以上で終わります。

最後までお読みくださりありがとうございます。

他のブログも家づくりにご参考になれば嬉しく思います。

それではまた。

ご訪問ありがとうございました。


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