新・悟りを求めて~

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概念の概念化…について~

2020-01-09 12:45:04 | 認識論
概念の概念化…について~


「概念」とは、表現としての言葉であり、
「概念化」の概念とは、認識である。

なので、
概念の概念化を、
言い換えるなら、
概念の認識化である。

概念という言葉は、認識の表現である筈なのに、
その認識である「概念」の認識化とは、変に思える。



その理由を考えるなら、
私にとって、「概念」という言葉は、
他人の言葉・認識だからである。

他人の認識の表現である「概念」という言葉…
そんな言葉を私が使用しても、
その概念と言う言葉は、
私の認識の表現とはなり得ない。

だから、「概念の概念化」である。

「概念」とは、ある対象に対する五感情的な認識である。
この「五感情的」の中身は、

がい ねん [1] 【概念】
① ある事物の概括的で大まかな意味内容。
② 〘哲〙 〔英 concept; ドイツ Begriff〕 事物が思考によって捉えられたり表現される時の思考内容や表象、またその言語表現(名辞)の意味内容。
㋐ 形式論理学では、個々の事物の抽象によって把握される一般的性質を指し、内包(意味内容)と外延(事物の集合)から構成される。
㋑ 経験論・心理学では、経験されたさまざまな観念内容を抽象化して概括する表象。
㋒ 合理論・観念論では、人間の経験から独立した概念(先天的概念・イデアなど)の存在を認め、これによって初めて個別的経験も成り立つとする。 〔西周(にしあまね)「致知啓蒙」(1874年)にドイツ語 Begriff の訳語として載る〕 → 観念(補説欄)


概念:物事に対する共通の思考内容、またそれを言葉にしたもの


「概念」とは、上記のような言葉で表現可能な五感情的認識である、と言える。


概念は、直接に概念化はでき難い。
概念の概念化には先ずは、
個々の言葉の概念化から始め…

個々の言葉の、個々の概念を、
概念として概念化する必要があろう。


概念化=五感情化の為には、
その対象との関わり方が、
視覚・聴覚・触覚・味覚・臭覚を
バランスよく駆使され続ける必要があろう。


その対象の現在的な関わり、歴史的な関り、そして未来的な関り、
例えば、「犬」という概念の概念化には、
犬を飼う、子犬から老犬まで飼う・関わる。
他人の犬と関わる、犬の歴史を学ぶ。


「犬」の概念、「猫」の概念…から「ペット」の概念…
「親」の概念、「子」の概念…から「肉親」の概念…


生活の中で、
形成され続けている個々の「像」を概念として再認識する事で、
「概念」の像が、観えてくるようである。


「意味」の概念、
「規定」の概念、
「概念規定」の概念、


因みに、「概念の概念化」を「再措定」とも言うようである。














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