新・悟りを求めて~

自由が故に退屈化し得る現代社会での日々へ、
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勝負について~

2022-05-05 12:58:27 | 悟得びと認識論

勝負について~

勝負とは、辞書によると「スポーツやゲーム等であるルールに従って勝ち負けを決める事」。

「勝ち」とは、辞書には「勝つ事」…しか書かれていない。


勝負を二重化するなら、
一つ、自分と他人との勝負。
一つ、自分と自分の勝負。

自分と他人の勝負なら現実的客観的に存在できている。

では、自分との自分の勝負とは何か?
それは、自己のアタマ(常識)と自己のココロ(感情)との勝負と言える。

客観的な勝負なら、どういう事が「勝ち」であるか決まっていての勝負。
でも、自分vs自分の主観的な勝負なら「何が勝ち」を自分で決められる。

例えば、時々に合わせて「何が勝ち」であるか変えられる。
時には、常識的に行動できたら「勝ち」、
または、非常識的でも思い通りに行動できたら「勝ち」


他人との勝負の過程でも、自分との勝負はあり得る。
例えば、『ここでシュートしたら失敗するかも…感情的な思い』という思い、
『イヤ!勝つ為には、ここでシュートだ!~勝つ為の考え』。

そして、シュートが決まれば成功=勝ち点となり得よう。
もっとも…このように考えるか否かは、当人の自由であるが…

また、現実のゲームでも、
例えば、個人的な目標として「今日はシュート10本決める」として、
試合では対手に負けても、自分の目標を達成できたなら、「主観的な勝ち」とも考えられる。

上達の為の勝負論では、その時々の「現実の勝負・勝ち方」中で、
「主観的な勝負・勝ち方」を上達に即して自由に決定可能である。

これが、勝負論と上達論の重層関係でもあろう。

何故に重層関係か、と言うなら、

そもそも、勝負は、時々の勝負と最終的な勝負が考えられからである。

例えば、
プロ野球選手になる事を目的に実力を披露する為の甲子園(勝負)での優勝…
とにかく甲子園へ行きたい、甲子園参加が目標の試合…
とにかく野球が好きで可能なら甲子園への試合。
楽しい野球をして行けたら甲子園の試合。

この場合、甲子園での多くの勝負もあれば、地区予選での多くの勝負もある。

その時々の勝負で、「勝利」を目標としていても、勝ち方・闘い方の目標は自由に設定可能である。
練習試合なら、時に守備強化を目的に試合で負けても、守備の強化に成功から、負けての勝ち。

プロ野球を目指して、甲子園で無理して優勝しても、
それで身体を壊したなら、試合に勝っても、プロにはなれない負けとも考えられる。


例えば以下の一村氏のコメント

>自由びとさんが言っている「勝負は結果で上達は課程」というのも「言いたいこと」は分からなくもないのですが、
ならば自由びとさんの専門?の教育(義務教育の小学校教育)では「教職課程を経て教員免許を取得するまで」が上達で、「教師として採用されてからの教室内での一時限、一時限」が真剣勝負、と考えていいですか?


そもそも人間の上達とは、生まれてから死ぬまである。

教師に必要な実体力~身体力・感覚・感情力の向上・上達と使い方の向上・上達。
教師に必要な認識力学力・知力…の向上・上達。


教師への道を歩む過程での上達・勝負(論)。
教師(として)のを歩む過程での上達・勝負(論)。



「教師として採用されてからの教室内での一時限、一時限」が真剣勝負、と考えていいですか?


ある行為・言動が
教師としての力量の向上の為のモノ(上達)か、
教師としての、この場を収める為のモノ(勝負)か、


こう考えるなら、
児童が騒がしくて教師が怒鳴る事は、
その場を静かにする事が全面でているモノと言えよう。

騒がしいなら、
静かに誰々さん聞こえますか?とか、
騒がしい中では、聞こえにくい音量に下げ話す…とか、
急に黙って児童達を見詰めるとか…
その為の方法は工夫次第で如何様にも可能であろう。


去年の一年生の担任は以下のような事を言っていた。

「怒りたい時に怒り、笑いたい時に笑い、泣きたい時に泣き、誉めたい時に褒める…」
「そんな感情的なのが人間的な教育でしょう」なんてね…

これは、人間の感情を教える・示す勝負論的な感情教育であり、
ここには、上達論的な観点での感情表現教育がない。
それは学校教育の目的の一部であろう。






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