Oregon on The Breeze ~ サトリの森

Yaplog時代のブログをこちらへ引っ越ししました。

アメリカで人を招くと言うことは・・・・

2017-06-26 14:43:08 | USA事情
日本にいる時、人を家へ招くと言う事は結構大変な事だった記憶があるけれど、皆さんはどうでしょうか?

まずは家の掃除から始まります。
それなりに、日頃から整理整頓や掃除もしていましたが、やはり友人だろうと誰だろうと人を招くと言う時は、プラスアルファの力を入れました。それが、遊びに来てくれる人たちへの歓迎の意味もあったし、当然、散らかってる部屋よりきれいにしてある方がいいと言う考えからでした。

ゲストがいつの時間帯に来るか。
それによって、ランチを準備するのか、ディナーを準備するのか、簡単なスナックとお茶でいいのか、変わってきますよね。そうなると、前日から準備をしなくちゃいけないこともままある。
メニューを考えるのも一仕事でした。何人かまとまって来る場合は、アメリカで言うホットラック式(持ち寄り食事会)で自分が飲みたいものが特別にあればそれを買って持ってきてもらう。

渡米してからも長年つちかったその習慣は身に染みてます。
だから、サトレラパパが突然、人を連れてきて、家の中に入る、と言う時は、竜巻のように、テーブルの上の物をぜ~んぶかっさらってベッドルームへ・・・。
普段から、スナック類はあまり買い置きする習慣もないし、突然来たんだから、お茶くらいしか出せませんが・・・。でも、「こんなお茶だけでいいのかな?」と思う自分がいる。

そんなわけで、身内が泊まりに来るときは必ず4日前くらいまでには知らせて欲しいとサトレラパパには言ってます。

でも、最近思うんです。
アメリカ人の友人や知り合いのを訪ねる時、日本だったらやっぱり何かちょっと買って持って行ってましたからその「習慣」に従って何か買おうとするとサトレラパパは
「相手も今度うちに来るとき何かを持って行かなくちゃ悪いと思うからやめた方がいいよ」
と言うんです。
で、思いました。
そうか・・。日本はそれが習慣だから何か手土産がないと自分も居心地悪いし、相手も
「なんだ。何も持って来ないの?」って思ってるんじゃないかと考えてたわけだ。
だから、この間、久々の友人のを訪ねた時、お土産のつもりで買ったものを、「自分が欲しくて買ってみたのだけど、沢山買ったからおすそ分けします。」と言うような言い訳を考えながら渡してみた。
そして、そこの家でランチタイムに出てきたのは、お茶と手でつまんで食べられるスナック風のもの。
エネルギーがなくなると動けなくなるロボットのような体質のサトレラパパは、それを頬張ってエネルギー補給をしてたけど、みんなとの会話を楽しんでその家を失礼した。

今まで、アメリカで人の家を訪ねて、あまりに日本の文化と違う事を感じてびっくりするやら、感心するやらあったけれど、今更ながらこの日、はっきりわかった気がしましたよ。
人を招くことは難しい事でも、疲れる事でもないんだって。
みんなに会って楽しい時間を持ちたいから集まるんであって、「家の中はきれいか」とか「おいしいものは出るか」の問題じゃないんだってこと。
人を招くことに気負う自分がいるのは、結局自分の問題であるんだってこと。
それと、うすうすはわかってはいたけれど、ついこの間はっきり自覚したのは、自分が「Highly sensitive person」だってこと。(これについてはまた後日に書くとして)

あれやこれやに気づいたら、人を招くことがもっと楽に思えてきた。
アメリカでは、田舎に住んでいるせいか、人に会う事もほとんどなく、日本の友人たちのような信頼して会いたいときに会える『友人』はいないけれど、サトレラパパの友人やご近所さんとカジュアルな会話を楽しむ場をもてそうな気がしてる昨今の私です

<最近のカスティエルです>大人っぽくなったと思いませんか?16週目に突入します。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« あれから1年 | トップ | ターニャとキャス »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

USA事情」カテゴリの最新記事