以前このブログでもご紹介した「金子みすゞ詩による童謡歌曲集 ほしとたんぽぽ」(中田喜直作曲)
今年の6月に開催したミニコンサート(生徒さんの発表会)で、この曲集の中から「わたしと ことりと すずと」「ほしとたんぽぽ」の2曲を詩の朗読とともにオカリナで演奏しました。詩の朗読は、お話し会や朗読のボランティアをされている生徒さん(この方はピアノもオカリナも習いに来られています)。ピアノはデュオ・ピカリーナのピアニスト岩本さんです。詩の朗読と一緒にこの曲集をオカリナで演奏したいなぁ、と以前から思っていたので、ミニコンサートで生徒さんやお客様に聴いていただけて、本当に嬉しく思っています。このミニコンサートの司会を、毎年リコーダーアンサンブルカノンのメンバーにお願いしているのですが、「わたしと ことりと すずと」「ほしとたんぽぽ」の2曲を聴いて、「とってもいい曲だねぇ!素敵な曲だね!」と言ってくださり、リコーダーアンサンブルでも演奏してみたい、ということになりました。
私が持っている楽譜は独唱とピアノのための楽譜だったので、改めて女声合唱編(曲 中田喜直)の楽譜を取り寄せてみました。ざっと見た感じ、リコーダーで吹くのに音域的には問題なさそうでした。実際に音を出してみなければ、リコーダーアンサンブルの響きにあうかどうかはわかりませんが。原作の独唱用は14曲あるのですが、女声合唱編はその中から7曲と新たに作曲された1曲の8曲しかありません。私の好きな曲で入っていない曲があり、少し残念でしたが、リコーダーで吹けそうな曲、吹いたら良さそうな曲を4曲ピックアップしてみました。調号(♯や♭)があまりにたくさんついている曲は吹きにくいですし、語るように作曲されている曲は、やはり歌詞がなければおもしろくないのではないかと思うので。選んだのは
「みんなをすきに」
「わたしと ことりと すずと」
「たいりょう」
「ほしとたんぽぽ」
この4曲です。女声合唱として作られた曲をリコーダーでふいたら、どんな響きがするのでしょうか?9月の練習が楽しみです。私はピアノ伴奏担当になるので、これまた楽しみです。独唱用のピアノ伴奏と全く同じで(曲によっては調が違いますが)、どれも素敵な伴奏です。ピアノ伴奏だけでも何度でも弾きたくなるほど素敵です。
来年のリコーダーアンサンブルカノン夏の定期演奏会で、詩の朗読とともに、みなさんにお届けできるかもしれません