明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。
読者の皆様にとっても、よい年になりますように。
「松の内」などという言葉はもう死語になっていましたね。実は昔は1月7日までが松の内だったのです。だから「七草粥」は正月7日の朝に、正月中に食べたごちそうや飲みすぎた酒の毒素を消すという言い伝えで食べた習慣でした。そんな習慣は私が子どものころにすでになくなっていましたから、いまの若い人には無縁になるわけですよね。でも昔の正月休みは長かったんですね。だから防腐剤がなかったころでもおせち料理は腐敗を防ぐために、濃い味付けにして量もたくさん作ったようです。
この話、子供のころにおばあちゃんから聞いた話です。実は私は記憶力がものすごく悪いのですが、なぜか子供のころ、おばあちゃんから教えてもらったことは意外に記憶に残っているんです。メモリが小さいのに昔おばあちゃんから聞いた話の記憶で、ただでさえ縮小しつつあるメモリ容量のかなり占めているせいで記憶力が悪いのかもしれません。
記憶力は右脳なのか左脳なのかわかりませんが、間違いなく右脳が支配している感性や芸術的素質は皆無に等しいと言っていいくらいです。
でも、これは私の独りよがりかもしれませんが、左脳は依然として今でも活性化を続けているような気がします。ブログだけでなく、毎日のように新聞社やテレビ局に電話して意見を申し上げているのですが、そうした行為を続けていることが左脳の活性化をもたらしているのかもしれません。人間考えることをやめたら、体を動かさなくなるのと同様、左脳もどんどん退化していきますからね。
そんな戯言は置いておいて、今年は長いブログはやめようと思っています。ということはこれまで書き溜めてきた未投稿の記事はすべて消去してしまうことを意味します。
「それはもったいないよ」という声が聞こえるような気がしますので、消去はしません。マイドキュメントに残してはおきます。前にも新年に「今年はブログを短くする」とお約束して、実際いったん短くしようと試みました。でも、やっぱり昨年のブログを読み返して、まだ長すぎると我ながら感じました。で、今年からブログを短くするために、自分にノルマを課すことにしました。そのノルマは、毎日ブログを更新することです。そうすれば否応なしに長い記事は書けませんからね。ただし土日祝日は原則として休ませていただきます。またお盆や年末年初の時期も読者の皆様と同様休みます。したがって新年第2弾のブログは6日に投稿する予定です。
さて昨年最後のブログで差し上げた「お年玉」の答えはまだ返ってきていません。まだ正月休みは終わっていないので、正解は6日のブログで明らかにします。それまでに答えを返してください。ただ例外が一人いて、私の友人ですが、直接メールで正解を書いてきました。
ヒントを差し上げますと、公式を忘れてください。公式を忘れたら、どうやって台形の面積を計算しますか。そう考えれば正解は容易にわかると思います。私がこの問題を出したのは、何事も知識で考えるのではなく左脳(論理的思考力)で考える習慣を皆さんに付けていただきたいからです。「論理的思考力」などと書くとかえって難しく考えてしまいがちですが、子どものような素直な頭で考えることです。子供は知識をたくさんは持ち合わせていませんから、自分が持っている知識を応用できる範囲で考えます。そういうふうにこの問題に取り組んでみてください。「あっ、そうか。公式なんか知らなくてもこういう方法で計算できるよ」と気づかれたら、それが正解のはずです。
さて今年最初のブログは楽天の田中将大投手のメジャーリーグ挑戦の話題です。彼がどのくらい活躍するかですか ? そんなこと子どものころに草野球しかやったことのない私にわかるわけないじゃないですか。
これは私の左脳が出した予測ですが、田中投手のメジャー移籍を最後に当分ポスティングシステムでのメジャー移籍は不可能になる可能性が高くなるのではないかということです。
その理由はポスティングによるメジャー移籍を希望する選手を抱えている日本の球団がメジャー側に対し譲渡補償金として最高額の2000万ドルを要求した場合、メジャー側が「田中投手のような100年に一人の選手ですら2000万ドルだ。この選手に2000万ドルも出せるわけがない」と突っぱねる可能性が高くなるのではないかと思うからです。
そうなると日本の球団も「それなら結構、ポスティングによる譲渡はしない」と選手のメジャー希望を抑え込んでしまうための堂々たる根拠が生じるからです。結局、メジャーは欲しい日本選手をポスティングでは獲得できず、日本選手も海外へのフリーエージェント(FA)資格を獲得するまでメジャー移籍が不可能になる可能性が高まるのではないでしょうか。
またメジャー側の思惑である日本選手の獲得を安上がりにしようという計算も、日本球団が提示した補償額に多くの球団が応じた場合、日本選手に自由な交渉権が発生するため、契約金交渉がうなぎ上りに吊り上っていく可能性も生じます。そうなると、メジャー側としても何のために補償金を低く抑え込んだのか、意味がなくなってしまいます。メジャー側が、こうして新たに発生した問題をメジャー側に有利なように解決するには、ポスティングで多数の球団が手を挙げたとき、日本選手の自由な交渉を封じるため、今度は手を挙げて球団だけでのドラフト制度を提示してくるのではないでしょうか。これも知識ではなく子供のように素朴な疑問をちょっと論理的に整理しただけです。私のブログは芸能界を除いて非常に幅広い分野の話題を取り上げていますが、池上彰氏のような物知り(本当に自分の知識かな ?)ではありませんから、ブログを書くために知識としてどうしても必要なことはすべて新聞記事かネットで調べて書いています。つまり何を調べればいいか、という実に簡単なことを脳裏に浮かべればいいのです。この簡単な作業が左脳を活性化する最大の武器に、私の場合はなっています。
話がちょっと横道にそれましたが、アメリカという国は、自国の中ではフェアであることを非常に重視する国ですが、国益(この場合はメジャー全体の利益)が絡んだ問題になると、途端にエゴ丸出しになる特質を持っています。その自己矛盾がまかり通るのも不思議な話ですが、これ以上この話を発展させていくと、また長くなってしまうので、この辺で年初めのブログは終えますが、書いている私自身が焦点を絞り込んで余韻を残す方が読者のご理解も得られやすくなるのではないかと感じながら新年のごあいさつを兼ねた今年の初ブログを終わります。
では、次は正月休み明けの6日にお目にかかりましょう。
今日は新年のご挨拶から入りましたので「です・ます」調で書きましたが、次回から「である」調に戻します。今日の文字数は実数(ワードの文字数カウンターによる)で約3000字。この程度なら読者も肩がこらずに一気に読めるのではないでしょうか。
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