金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

奥多摩行~靴を忘れた山男は・・

2006年02月25日 | まち歩き

昨日の夕方から今日天気が良ければ御岳ロープウエイを使って奥多摩の大岳山に登って雪景色を写真に撮ろうと思っていた。昨夜は都内では雨が降っていたが、その雨は奥多摩の山の上では雪になると確信していたからだ。そして今朝、起きてみると天気が良い。そそくさとザックにカメラや軽い防寒具等を詰め準備をする。登山靴は夏用の靴を出して車に積むべく紙袋に入れて玄関に出した・・・。そうして車で出発。ところが御岳のロープウエイ乗り場についてカジュアルシューズから登山靴に履き替えようとすると何と登山靴がないではないか!車に積んだつもりで玄関に忘れてしまったのだ。

歌を忘れたカナリヤではないが、登山靴を忘れた山男は・・・ただの徘徊人。これでは雪の大岳山を登ることはできないので奥多摩湖に写真を撮りに行くことにする。奥多摩湖まで来ると標高5百m辺りの木々に薄っすらと雪が積もり中々美しい。これは湖に北側の順光の杉林の写真である。

Yukisugi1

今度は奥多摩湖の駐車場から湖越しに三頭山につながる稜線の写真を撮ってみる。

Yukisugi2

肉眼で見ると雲が絡む稜線とうっすらと雪を着けた木々の様子が中々綺麗なのだが写真にすることは難しい。逆光なので雲の白い部分と山陰の暗い部分のコントラストが強すぎる様だ。

人間の眼というものの補正能力は素晴らしく、実は見たいと思うように補正をかけているので写真は見たとおり表現できないことがある。

この後麦山の浮き橋と呼ばれるドラム缶の浮き橋の写真を撮りに行こうと思い15分程車を走らすが、何と奥多摩湖の異常渇水で浮き橋は撤去中ということ。とことんついていない。やむなく青梅に戻り塩船観音寺で何枚かの写真を撮って帰った塩船観音寺は関東八十八ヶ所霊場の第七十二番ということだ。写真は山門である。

Sannmon1_1 

このお寺の見所の一つは重要文化財の本堂である(下の写真)

Honndou1 なおこのお寺はつつじで有名だ。つつじはこの本堂の左手奥にある新しいお堂の裏山で咲く様だ。

山門の裏に蝋梅が咲いていた。標準レンズと望遠レンズで2枚写真を撮った。

Roubai2 上の写真には花の中に小さなアブ(またはハエ)が写っている。寒い冬でも活動している虫がいることに少し感動する。

もっとも今日は相当暖かいが。

Roubai3

こんなことをして陽気の良い半日を潰してしまった。登山道具の中で少々の忘れ物はごまかしが効かない訳ではないが靴だけはどうしようもない。兵隊さんが鉄砲を持たずに戦場に出てしまう様なものだ。これからは出発前に指差し確認をして登山靴を忘れない様にしよう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

荒川静香さん、本当に素晴らしかった

2006年02月25日 | スポーツ

昨日の朝は午前5時過ぎからトリノ・オリンピックの女子フィギュアを観ていた。安藤選手、硬くなり過ぎて直ぐに疲労が溜ってしまいスピードが落ちてしまったのが残念。荒川さんの滑りは落ち着いていた。素人考えながらジャンプする前に少し時間を取り過ぎているという気すらしたが、安定していて見ていて楽しい滑りだった。ところで大きく状態を反らした荒川さんの美しい滑り・・・イナバウア・・・素晴らしい。 Inabowerと綴る様だが語源が分からない・・・bowerに(船の)錨という意味があるので何か関係があるのかしらんと想像しているが全く自信がない。誰か分かる人がいれば教えて欲しいなぁと思います。

大舞台で日本人はよく緊張してしまって力が出せないといわれているが、今回の女子フィギュアに関しては全くその言葉を外国人にお返しすることになってしまった。2位のコーヘンさん、3位のスルツカヤさんとも緊張とプレッシャーの故かミスが目立ったし、滑らかさで荒川さんに劣ってしまった。世界のヒノキ舞台で日本人がトップに立てることを証明した荒川さんの功績は偉大だと思う。

最近マンションの耐震強度をごまかしたとか、ライブドアの様に帳簿を誤魔化して利益を膨らませたとか人間の嫌な面を見せられるニュースが多かった。そんな中で荒川さんの金メダルのニュースは本当に爽やかだ。荒川さん、本当にありがとう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする