8月18日土曜日夜、花火の撮影をしようとワイフと西武遊園地に出かけた。夏の土日に西武遊園地では午後8時から30分花火を打ち上げているから手頃だと思った。ところが結果は半分は当りで半分は外れ・・・というところだった。
花火は写真のテーマとしてそれ程難しいものではないとプロやハイエンドのアマチュアは言う。私もそう思うが大事な二つの前提がある。一つは三脚が使えること。そしてもう一つは花火が良く見えること。
7時45分頃遊園地に到着してみると花火見物に適した場所は立錐の余地もない程埋まっていた。とても三脚など広げる余地はなくこれで第一の条件は満たされないことになった。次に花火が良く見えることだが、空いている場所は煌々と明かりがついた回転ブランコの横しかない。ここから花火は見ることが出来るが回転ブランコの明かりがかぶってしまい良い写真になりそうになかった。
それでも何枚か花火を撮ってみた。
主な撮影データはシャッター速度1秒、絞り13、ホワイトバランスは晴天、距離は無限大である。三脚は使えなかったがE510の手ぶれ防止のお陰で花火の記念写真程度にはなっているだろう。それと涼しかったので納涼花火見物としては当りだった。
上の写真の撮影データも一緒だ。花火の撮影は概ねこのような設定で行うとものの本には書いてあった。しかし花火の撮影で一番大切なことはカメラの性能や設定ではなく、場所取りなのであった。涼しくなってから花火を見に行こうなどという魂胆では良い写真が撮れる訳がないのである。もっとも西武遊園地で真剣に写真を撮っている人は見かけなかったから、花火の写真を本当に撮りたい人は昭和記念公園の花火などもっと大きな花火大会に出かけるのだろう。そして陽の高い内から三脚を広げて場所取りなどを行うのであろう。真面目に遊ぶということは楽ではなさそうだ。