4月11日日曜日、ワイフと大宮の鉄道博物館に行った。特段の理由があった訳ではないが、人気スポットなので気候の良いこの季節に出かけた次第。電車にするか車にするか迷っていたが、日曜日なら道が空いていそうなので車で行った。鉄道博物館の駐車場は290台(某サイトの情報)と、博物館の規模に較べると小さいが10時前に到着したところガラガラだった。
入り口に向かうと人気の乗り物を狙う子供たちを中心に、早くも列ができていた。入り口にある大きな車輪の写真を撮る。車輪の向こうに並んでいる人が見える。
博物館に入るのはSuicaカードが便利だ。博物館内の食堂もSuicaで精算できる。
博物館の中は広い。そして1階は薄暗い。入り口に第一号機関車が置いてある。
ワイフは「こんな古い汽車を見ても、体験したことがないので特に懐かしさもない」とそっけない感想を述べる。そのとおり。私にも特段の感慨は沸かない。でも鉄道の歴史を見ていると「昔の日本人は欧米キャッチアップに努力したのだなぁ」と改めて思う。その真摯さには頭が下がる。我々の世代はいかなる「機関車」を後世に残すことができるのだろうか・・・・
二階の東側の壁、ジオラマ会場の入り口付近に色ガラスの絵があった。面白かったので写真に撮った。
ランチに僕は中華丼風のどんぶりを食べた。コーヒー付で800円程度。味はそこそこだった。鉄道博物館のランチやお弁当(屋外にランチ用に置いてある車両の中で食べることができる)は、値段が手頃なので子供連れの財布にも優しいと思う。僕等は2時間ほどで博物館を出たが、好きな人は半日程度過ごすことができそうな施設だ。コストパフォーマンスは良いかもしれない。
最後にミニチュアの東北新幹線に乗った。
これは余り人気のないアトラクションである。
自宅に帰る途中、20数年前住んでいた与野(今はさいたま市の一部)の社宅を見てみたくなり立ち寄った。ほとんど道に迷うこともなく与野の社宅にたどり着いたら、そこには昔と変わらぬ4階建てと3階建ての二棟が向かい合う少しくたびれたアパートがあった。金融機関を取り巻く環境は激変し、合併や経営統合の嵐が吹いていたが、この一角には昔ながらの社宅が建っていた。それは時代に取り残されたレガシーの象徴なのだろうか・・・・
車を娘たちが通った幼稚園に向けた。懐かしい幼稚園の庭には昔と同じような遊具があり、昔と同じように桜が咲いていた。歳月は流れても変わらないのは桜の花である・・・・
この写真はアートフィルターを使って、原色を際立たせたものだ。娘達の思い出の中の遊具もこのように華やいでいることを僕は願うのみである。