諸物価が上昇する中、私が加入しているスポーツジム・ティップネスも5月から月660円の会費値上げに踏み切りました。
物価高の中「不要不急」?と思われるスポーツクラブの会費がコストカットの対象となり、スポーツクラブを退会する人が増えています。その結果倒産するスポーツクラブが増えていますね。
私はスポーツクラブは不要不急とは考えていません。適度な運動は健康維持のために不可欠ですし、運動後のサウナや入浴もまたリラックスのために必要です。これらのことを考えると月1万円強の支出は「良い生活をおくるための必要経費」とするべきだと思います。
ただし適度な運動の場としてスポーツジム以外の場はないか?とかスポーツジムでの運動効果をあげるにはどうすれば良いか?など検討課題はあります。
WSJにヒントとなる記事がありました。原文はThe surprising ways walking delivers a high intensity workoutです。
記事によるとウオーキングはWHO(世界保健機関)が推奨する「1週間に150分~300分の中程度の運動と75分~150分の激しい運動」を達成する最も簡単な方法の一つです。
最近の研究では歩く歩数より質に重点を置くことが強調されています。
ケンブリッジ大学の研究によると毎日11分の早歩きで、脳卒中、心臓病、多くのがんのリスクを下げることができるそうです。
またTikTokで流行したのは12-3-30というワークアウトの方法です。これはトレッドミルを傾斜12度にして時速3マイル(4.82㎞)で30分歩くというもの。これでメディアのパーソナリティの人は30ポンド(8.5㎏)瘦せたということです。
傾斜をつけて歩くと大腿四頭筋とハムストリングスが余分に働くため、数倍のカロリーを消費できるという見方をする人もいます。
なおいきなり12度の傾斜でウオーキングを始めるのではなく、徐々に傾斜をあげ、体を慣らしていくのが良いということでした。
もっとも傾斜をつけて歩くことが体に良いのであれば、低山ハイキングがお勧めですし、坂道が近くにある人ならジムに行かずにその坂道をウオーキングする方法もありますね。もっとも運動の後のサウナなどを考えるとジムに軍配を上げたいと私は思いますが。