金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

シニアになっても事務処理からは逃げられない

2023年03月27日 | うんちく・小ネタ
 シニアになると多くの人は働くことから解放される。多くの組織には定年制度があるので、好むと好まざるとにかかわらずお金を貰って働くことから解放される。ただしボランティア活動や趣味の活動を含めるとシニアになってもやることは意外に多い。「やること」を期日内にきっちり片付けることを事務処理と呼ぶとすれば、シニアになっても事務処理能力は必要なのだ。
 他人との連絡、情報の共有、スケジュール管理、資料の作成、会計処理、集金や支払処理といったことはおそらくそれなりの活動を続ける限りついて回る作業だ。それを煩わしいと考えるかやりがいの一つと考えるから人それぞれだろうが。
 「やるべき」ことをやる限り、手抜かりなくてきぱきとこなした方が気持ちが良いし、周囲の人の信頼を得られるというものだ。逆にしばしばスケジュールを忘れるようでは、周囲の人の信頼を失っていくだろう。
 「やるべき」ことを正確に迅速に処理してくには、ITの力を利用し、フィンテックサービスを活用していくことが必要だ。
 それを煩わしいと考えるか面白うだからチャレンジしてみようと考えるかによって、事務処理が無味乾燥なものかあるいは挑戦材料が埋まったものなのかまったく正反対のものに見えてくる。
 ITさらにはAIの時代は、事務処理の風景を変えてきた。昔は頑固な几帳面さと整理整頓がポイントだったが、今はデータの使いまわしや検索機能の広範な活用がポイントになってきた。
 というようなことを最近開かれたあるNPO法人の理事会で感じた次第だ。
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