CNBCに過去20年間のアジア諸国のロシア製武器依存度に関する記事がでていた。裏付けは取っていないがそのままの数字を列挙すると次のとおりだ。
モンゴル100%、ベトナム80%、中国80%、インド60%以上、ラオス40%、ミヤンマー40%、マレーシア20%・・である。
正直なところ中国のロシア製の武器に依存する割合が高いのには驚いた。もう少し内製化を進めていると考えていたのだが・・・
人権問題委員会からロシアを締め出す決議を見るとアジアの国々で棄権に回ったところも多いが武器輸入等でロシアとの関係は簡単に切れないところが多いのだろう。
ところでこれらの国々はロシアが当初の想定に較べて大きく苦戦していることをどのように考えているのだろうか?
もっとも苦戦している理由はロシア製の武器が時代遅れだからではない。ロシア製の対空ミサイルを使っているウクライナ軍がロシアの航空機を撃墜しているのでロシア製の地対空ミサイルは優秀といえるかもしれない。
だがウクライナが戦果を挙げている理由は武器の性能よりは、それを組み合わせて使う運用力が優れていることにあるのではないか?と私は考えている。それともっと重要なことはMorale士気だ。国土防衛の士気は理由のない侵略よりはるかに高いからだ。
ロシアのウクライナ侵略が一段落した時、ロシアに武器依存をしていたアジア諸国はどう考えるだろうか?これまた興味深い問題である。
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