このところコロナウイルス関連で値を飛ばしてきたハイテク銘柄が売られている。
純粋ハイテクという訳ではないが、コロナウイルス関連で値を飛ばしてきたアマゾン株も昨日75ドル(約2.4%)値を下げた。
米国株全体の動きを見ると、コロナウイルスのワクチン開発期待から旅行関連の株が買われ、リモートワークや自宅籠り銘柄が売られている。
これは自然な流れなので、それ程気にすることはない。コロナ問題が落ち着いてくるにしても、デジタルトランスフォーメーションの流れの一環として、リモートワークは拡大を続けるだろう(米国の話)。
だからマイクロソフトなどフルラインのIT企業の株価は中期的にまだ伸びしろは大きいと私は見ている。
だがZoomのようにビデオ会議に特化している企業の場合は話は違う。
Barron'sのニュースによると昨日CFRAのアナリストがZoom株を売り推奨にした。同アナリストの株価見通しは215ドルで昨日の引け値256ドルより16%ほど安い。
もっともZoom株は1年前に較べると4倍近く上昇しているので、以前から持っている人はそれ程慌てることもないだろう。
このアナリストが売り推奨する理由はDemand surge could be over「需要急増は終わった可能性がある」というもの。31人のアナリストの内売り推奨にしているアナリストは3名なので少数意見なのだが、同社株の見通しについてはアナリスト平均は219ドルと現在の株価を大きく下回っている。
Zoom株の動向はコロナ特需株とその背後にあるコロナ特需の動向を見る上で興味深い。
ちなみにZoomの株価は昨日1.46%値段を下げ、その後の時間外取引でも1.71%値段を下げている。
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