![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/17/ba1e69153c5ced67ad403cd744a107d2.jpg)
Yahoo映画で評価が恐ろしく高かったので
行ってみた
久しぶりの映画
10月3日の「そして父になる」以来!
映画 ■■ある愛へと続く旅■■
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
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☆
Yahoo映画の評価(2013年11/29現在) 4.28(5点満点)
世間の高い評価ほど良いとは思えなかったけど
これはきっと
あとからジワジワくる、いつまでも残る映画
登場人物達の心理がどうも理解不能で
あまり心を寄り添えないまま最後まで来て
最後の最後で謎が解け
今まで不可解だったことが、ああ、と気付く
大学生から、50代の母親まで演じたペネロペ・クルス
さすがに大学生は無理だろう????
と、思っていたけど
最近のメイク技術はすごいね!
とても自然な若々しい肌つやで
チャーミングな大学生そのまま
もちろん、演技力もすごいんだけど
とにかく、大学生から50代まで
非常に自然にそこにいて
ただもう、驚き
ペネロペ・クルスあまり好きじゃないんだけど
やっぱり女優としてはすごい人なのだと思う
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eq_1.gif)
ネタバレ感想![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eq_1.gif)
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どうも登場人物達に共感出来なかったのは
子どもを持つことに対する強い願いが
私にはあまりないから
どうしてあそこまで
子どもを持つことに執着するのか
私には分からない
跡取りを生まないと離縁されるなんて訳でもないのに
2人をより強固に結びつけるために
子どもがどうしても欲しいと思うのが...
しかも、代理母まで頼んで
夫の遺伝子と別の女性の遺伝子で出来た子どもを
自分の子どもとして育てたいから
大金を積んで依頼するなんて
理解不能
まあ、養子を迎えようとしたんだけど
夫の薬物使用の過去があって拒否されたから
代理母に頼むしかない!
ということになったんだけどね
折しも、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争まっただ中
自分の生命さえ危うい時に
ワカラン、全てが私の理解を超えている
でもまあ
治安が良くて、社会情勢が安定している国より
戦争中だったり内戦中だったり、紛争中の国の方が
出生率が高いと聞いたことがある
生命が危機にさらされると
人は「自分の遺伝子を残したい」とか
「自分の代わりに自分の子どもには生きて欲しい」とか
思うのかな?
それが「生き物」が基本的に持っている本能なのかも知れない
そうだとしても
医療の力を借りて人工授精させるのではなく
どんなに切羽詰まった状況だったとしても
夫が代理母と性交することを「許す」というか
「頼んで」まで
寝室に行く2人を見送る妻の心理は
代理母の心理も、夫の心理も
腐っているとしか思えなかった
生命や、人への愛情に対する冒涜ではないか?
こんなことして、誰が得する?
誰が幸せになる?
生まれてきた子どもを愛せる?
そして、夫に裏切られられ
自分とは血が繋がっていない赤ちゃんを押しつけられ
夫に捨てられ
絶望に浸りながら
それでも赤ちゃんを育てることを選んだのがすごい
それまでの過程は共感出来なかったけど
それだけは、分からなくもなかった
どんなに酷い仕打ちをされても
自分の血は入っていなくても
愛する夫の子どもなら、育てようと思えるのかも
それとも
赤の他人の子どもでも
力なく、助けを呼ぶ泣き声を聞いたら
守りたい、助けたい、育みたい
と、思うのが女性の本能なのかも知れない
安心して眠る寝顔や
無垢な笑顔を見たら
幸せを感じるものなのかも知れない
そうして、最後の最後に知らされる
残酷な戦争の残したもの
「人間であることが恥ずかしい」
と言った医師の言葉
冷静な状態でいれば、恥じ入るべきこと
人間として最低の悪行
人の道に反する愚劣で残虐な行為
それが、民族の独立を勝ち取るために
「するべきこと」にすり替わってしまう
戦争の狂気
ただ呆然とするしかなかった
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争中には
レイプが横行していたり
女性達は性奴隷として監禁されていたと言う話を
聞いたことがあったけど
それは
兵士達のストレスのはけ口にされてしまったのかな?
と、思っていたけれど
(それだけでも残虐で恥ずべき行為だけど)
いろいろ調べてみたら
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争中には
民族浄化という目的のため行われていたらしい
セルビア人は
敵対するボシュニャク人(ムスリム人)の男性や子どもは殺害し
女性は監禁し、妊娠するまでレイプを繰り返し
中絶することが不可能になった時期に解放する
そうして、生まれて来る子どもは
セルビア人の血を引くことになるため
ボシュニャク人という民族を葬り去る手段として行われていたのだそうだ
母親に反抗的な息子が
民族抗争の末に生まれた
戦争の傷跡であると知っても
愚盲な兵士に陵辱された結果なのだと知っても
育ての母にとっては
愛しい自分の子どもであることには変わらない
そして、生みの親にとっても
レイプされた事実は
消し去りたい忌まわしい記憶だけど
その結果生まれてきた我が子は
「会いたい」と思う気持ちをどうしようもなく掻き立てる
自分の命よりも大切な存在であることに変わりはない
そこに救いを感じました
戦争で負った傷も
忌まわしい過去も、憎しみも
母親の深い愛情は全てを包み込んでしまうのだなあ、と思いました
この映画の英題「Twice Born」って
どういう意味なのか、よく分かりませんが...
ピエトロにとっては
もしも将来、自分の出生の秘密を知る時が来たら
その時は
自分が全くの別人に生まれ変わってしまったような
自分のアイデンティティが全く書き換えられるような
気分になるだろうな...
と、想像したのと
誰が父親で、誰が母親で
どのような状況で命が誕生したのかが
第一の誕生だったとしたら
その後、誰に愛情を与えられ
どのように大切にされ
どんなに深く愛されたかによって
その赤ちゃんの運命は大きく変わるし
その命は「生まれ変わる」ことが出来る
育てること、愛することが
第二の誕生なのだと思いました
でも、分かりません
本当の意図は
行ってみた
久しぶりの映画
10月3日の「そして父になる」以来!
映画 ■■ある愛へと続く旅■■
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Yahoo映画の評価(2013年11/29現在) 4.28(5点満点)
世間の高い評価ほど良いとは思えなかったけど
これはきっと
あとからジワジワくる、いつまでも残る映画
登場人物達の心理がどうも理解不能で
あまり心を寄り添えないまま最後まで来て
最後の最後で謎が解け
今まで不可解だったことが、ああ、と気付く
大学生から、50代の母親まで演じたペネロペ・クルス
さすがに大学生は無理だろう????
と、思っていたけど
最近のメイク技術はすごいね!
とても自然な若々しい肌つやで
チャーミングな大学生そのまま
もちろん、演技力もすごいんだけど
とにかく、大学生から50代まで
非常に自然にそこにいて
ただもう、驚き
ペネロペ・クルスあまり好きじゃないんだけど
やっぱり女優としてはすごい人なのだと思う
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どうも登場人物達に共感出来なかったのは
子どもを持つことに対する強い願いが
私にはあまりないから
どうしてあそこまで
子どもを持つことに執着するのか
私には分からない
跡取りを生まないと離縁されるなんて訳でもないのに
2人をより強固に結びつけるために
子どもがどうしても欲しいと思うのが...
しかも、代理母まで頼んで
夫の遺伝子と別の女性の遺伝子で出来た子どもを
自分の子どもとして育てたいから
大金を積んで依頼するなんて
理解不能
まあ、養子を迎えようとしたんだけど
夫の薬物使用の過去があって拒否されたから
代理母に頼むしかない!
ということになったんだけどね
折しも、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争まっただ中
自分の生命さえ危うい時に
ワカラン、全てが私の理解を超えている
でもまあ
治安が良くて、社会情勢が安定している国より
戦争中だったり内戦中だったり、紛争中の国の方が
出生率が高いと聞いたことがある
生命が危機にさらされると
人は「自分の遺伝子を残したい」とか
「自分の代わりに自分の子どもには生きて欲しい」とか
思うのかな?
それが「生き物」が基本的に持っている本能なのかも知れない
そうだとしても
医療の力を借りて人工授精させるのではなく
どんなに切羽詰まった状況だったとしても
夫が代理母と性交することを「許す」というか
「頼んで」まで
寝室に行く2人を見送る妻の心理は
代理母の心理も、夫の心理も
腐っているとしか思えなかった
生命や、人への愛情に対する冒涜ではないか?
こんなことして、誰が得する?
誰が幸せになる?
生まれてきた子どもを愛せる?
そして、夫に裏切られられ
自分とは血が繋がっていない赤ちゃんを押しつけられ
夫に捨てられ
絶望に浸りながら
それでも赤ちゃんを育てることを選んだのがすごい
それまでの過程は共感出来なかったけど
それだけは、分からなくもなかった
どんなに酷い仕打ちをされても
自分の血は入っていなくても
愛する夫の子どもなら、育てようと思えるのかも
それとも
赤の他人の子どもでも
力なく、助けを呼ぶ泣き声を聞いたら
守りたい、助けたい、育みたい
と、思うのが女性の本能なのかも知れない
安心して眠る寝顔や
無垢な笑顔を見たら
幸せを感じるものなのかも知れない
そうして、最後の最後に知らされる
残酷な戦争の残したもの
「人間であることが恥ずかしい」
と言った医師の言葉
冷静な状態でいれば、恥じ入るべきこと
人間として最低の悪行
人の道に反する愚劣で残虐な行為
それが、民族の独立を勝ち取るために
「するべきこと」にすり替わってしまう
戦争の狂気
ただ呆然とするしかなかった
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争中には
レイプが横行していたり
女性達は性奴隷として監禁されていたと言う話を
聞いたことがあったけど
それは
兵士達のストレスのはけ口にされてしまったのかな?
と、思っていたけれど
(それだけでも残虐で恥ずべき行為だけど)
いろいろ調べてみたら
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争中には
民族浄化という目的のため行われていたらしい
セルビア人は
敵対するボシュニャク人(ムスリム人)の男性や子どもは殺害し
女性は監禁し、妊娠するまでレイプを繰り返し
中絶することが不可能になった時期に解放する
そうして、生まれて来る子どもは
セルビア人の血を引くことになるため
ボシュニャク人という民族を葬り去る手段として行われていたのだそうだ
母親に反抗的な息子が
民族抗争の末に生まれた
戦争の傷跡であると知っても
愚盲な兵士に陵辱された結果なのだと知っても
育ての母にとっては
愛しい自分の子どもであることには変わらない
そして、生みの親にとっても
レイプされた事実は
消し去りたい忌まわしい記憶だけど
その結果生まれてきた我が子は
「会いたい」と思う気持ちをどうしようもなく掻き立てる
自分の命よりも大切な存在であることに変わりはない
そこに救いを感じました
戦争で負った傷も
忌まわしい過去も、憎しみも
母親の深い愛情は全てを包み込んでしまうのだなあ、と思いました
この映画の英題「Twice Born」って
どういう意味なのか、よく分かりませんが...
ピエトロにとっては
もしも将来、自分の出生の秘密を知る時が来たら
その時は
自分が全くの別人に生まれ変わってしまったような
自分のアイデンティティが全く書き換えられるような
気分になるだろうな...
と、想像したのと
誰が父親で、誰が母親で
どのような状況で命が誕生したのかが
第一の誕生だったとしたら
その後、誰に愛情を与えられ
どのように大切にされ
どんなに深く愛されたかによって
その赤ちゃんの運命は大きく変わるし
その命は「生まれ変わる」ことが出来る
育てること、愛することが
第二の誕生なのだと思いました
でも、分かりません
本当の意図は
エミールくんは応援している俳優の一人なので、今後も楽しみにしています。
愛する人の子供を欲しいと渇望するに至る描写は、ホント、なぜあそこまで・・?でしたが、
愛が深過ぎて、もう他のことには目がいかない感じでしたね~。
彼の愛情が薄れてしまわないように、と欲しがった子供なのに―
彼が選んだ「死」は、ずるいようにも感じましたが、
ここでも理不尽な現実を前に顔を上げて生きていく女性は強かったです!
エミール君、明朗さと、繊細さとを持った、良い役者さんだと思いました。
次回作ではどんな表情を見せてくれるのか楽しみです!
流産した経験(彼の子どもを死なせてしまった)から、なんとしてでも生まないと...という罪悪感というか、強迫観念から逃げられなくなったのかな~とも思いますが
やはり取り憑かれ過ぎだと思いました。
爆撃の音を毎日聞いて死の恐怖にさらされているうちに冷静な判断ができなくなっていたのかな~とも。
そうですね、女性達は戦争中は虫けらのように扱われ、誇りをボロボロに傷つけられる弱い存在でしたが、「それでも生きていく」というたくましさ、愛情の深さに感動しました。
ツイッターではお世話になっています…って、
annさんって、
以前、別の映画ブログやっていたような…。
ぼくの勘違いかなあ。
さて、この作品、
annさんが、それほどでもなかったようなこと呟かれていたのを
ツイッターで拝見していたので、
ここまできっちり紹介されているとは正直ビックリ。
この映画、
最初は、ボヘミアン的な
ある種の人にとってはユートピア的世界を見せながら、
そこに政治的な現実によって覆されるという、
その構図が実に上手いなと…。
一種のミステリーの作りなのですが、
すべての謎が解ける終幕は
思いもよらぬ事実が明かされていったので
ドキドキしながら観ていました。
ほんとうは、あまりにも重い内容なので、
そんな風に映画を楽しんでいいのかなという
気持ちもどこかにありますが…。
これからもよろしくお願いします。
そうです。ブログやっていました。その時も本当にお世話になってましたm(_ _)m
観終わった後は「Yahoo映画の高評価ほどではなかったなあ~」とまず思ったのですが、それからブログを書くためいろいろ調べたり、ああでもない、こうでもないと感想をまとめている内に、どんどん面白く感じてきました。
時々こういう、思い出す度にどんどん面白く感じるようになってくる、時間差攻撃してくる映画があります。
真実が分かっても、あまりのことにどう受け止めて良いやら分からなくなりますね。
私はサラエボ紛争について当時あまり真剣に考えていなかったので、エンターテイメントの形を借りて戦争の罪深さを訴えかけてくれる映画は貴重だと思います。
「サラエボの花」も観てみたいと思いました