That's the Way I Am

私の好きなものについて

映画 ■■グローリー -明日への行進■■

2015年06月25日 01時00分10秒 | 映画
英語のリーディングの授業で
キング牧師の妻
コレッタ・スコット・キングが書いた
「My Life with Martin Luther King, Jr.」
を読んだことがあるので
キング牧師の生涯にはとても興味があります



映画 ■■グローリー -明日への行進■■

☆☆

Yahoo映画の評価 4.03(5点満点 2015年6月24日現在)



映画の最後で
キング牧師が暗殺されたのは39歳の時と知って
椅子から落ちそうになった

40年未満の人生で
黒人の隔離政策を終わらせ
投票権を勝ち取り
ノーベル平和賞受賞
成し遂げた功績は偉大だ

「お前は何をしているのだ」と
吹き来る風に問われたような
中原中也の気分になったよ



ワシントンでの
有名な「I have a dream.」のスピーチも出てこない

暗殺シーンもない

アラバマ州での
黒人の参政権を求める運動に焦点を当てている



キング牧師も銃弾に倒れたけど
彼の陰にたくさんの
有名でない市民の犠牲があったこと
改めて知らされました

襲われて大怪我をしたり
時には殺されたり
黒人だけでなく、白人の賛同者達も
白人の牧師達まで殺されたなんて…



多くの犠牲を払った上に今日があるのだが
今も、黒人の無抵抗の青年が
白人警官に何発も撃たれて死亡する事件が度々起きるくらい
人種間の偏見はなくなっていない



モンゴメリーに向かう行進の途中
全く武器をもっておらず全く抵抗をしていない黒人達に
警官達が襲いかかり、棍棒で滅多打ちにし
白人達がはやし立てている映像が
アメリカ全土にTVで伝えられ
世論は黒人擁護に傾いて
選挙権を獲得するまでに至る要因となった



現在、全く同じように
黒人達が怒りのあまり暴動を起こしたり
商店を襲撃して略奪する様子が
全世界にリアルタイムで報道されているのは
皮肉なことだ

このような暴動は
自分達への偏見をますます助長してしまうこと
猛省すべきだと思う

先代の人々が
たくさんの命を犠牲にして勝ち得た平等でも
一度手に入れると
後代の人達はその上に
胡座をかいてしまうものなのだな



そのようなことは
今の私にもあると思いました

最新の画像もっと見る

コメントを投稿