妖怪のせいなのよ

ホルモンの力というのは
時には人間の意思を越えるくらい
感情をコントロールしてしまって
PMSとか産後鬱とか
医療の力を借りて治療しなければならない場合も
あるそうです



イライラして人に当たってしまうことを
PMSを言い訳にしている人の言葉を聞いていると

「人に当たるなんて酷いことして
ホルモンのせいにして
自分は悪くないって言っているように聞こえるな～」

と、感じることもよくあります

「朝、起きられないのは
妖怪のせいなんだ！」
という、子どもの歌みたいに



でも、このように感じるのは
病気に対する無知のせいで
こういう病気に対する無理解が
PMSに苦しむ人を更に苦しめてしまうのだと思います

反省しなくては．．．



なんでこんな話するかというと
来るべき更年期というものに対して
すごく不安を感じているから



イライラするだの
不安になるだの
鬱っぽくなるだの．．．

怖いですね～
ホルモンのしわざ…



よく、40代、50代の女性がヒステリックに怒っていると
「あれは更年期よ」
と、吐き捨てるように陰口言う女性がいるのですが

最近、その一言がとても気になる
というか、突き刺さる

なんとも言えぬ「蔑み」を感じてしまって
ものすごく憂鬱になる



．．．というか
近い将来、私もそう言われるんだ～と思うと
泣きたい

絶対あんな風に言われたくないから
どんなにホルモンのせいでイライラしても
感情を周りにまき散らさないようにしたい！

と、今は強く強く思っているのだけど
こんな私の「固い意思」なんて
ホルモンは
いとも簡単にひねり潰してしまうのでしょうか

きっとそうでしょう
ダイエットだって続かない意思の弱い人間なのですから．．．



イライラするのも怖いけど
鬱々としてしまうことが
もっと怖いと思っています

何もする気が起きなかったり
外出が億劫になったり
好奇心がなくなったり
自信が持てなかったり
自己嫌悪に駆られたり．．．

ああ、ヤダヤダ



でもでもでも
ホルモンの力がいかに強大でも

感情をコントロールするのは
ホルモン以外にもあると．．．信じる

本を読んで感動するとか
映画を観て感動するとか
絵画を見て感動するとか
音楽を聞いて感動するとか

芸術には
時には人生を変えてしまうくらいの力があるのだから
「生きていこう」という気持ちが充たされるような
作品との出会いを探して行けたらいいな～



そして、人と話して
心を通わせることも
前向きな気持ちにさせてくれると思う．．．



まだ来ていないうちから
「怖い怖い」と不安になるなんて
そんなの時間が勿体ない！
と、言われそう（笑）

今はあっけらかんと
鬱っぽくない今の精神状態を喜んで
感謝して謳歌すればいいのに



そうなのよ
まだ来ていないのに、もう影響されているのよ
バカじゃないのって思うよ
つくづく私ってそういうタイプの人間
心配しすぎて病的になる



これはホルモンの影響じゃなくて
「更年期には鬱っぽくなるんだ」
っていう思い込みで
まんまとそうなってしまうだけのような気がする
（私の場合）

そしてそうなることに
「更年期だから」って言い訳を
免罪符にして怠けて
甘えたいだけのような気もする

それはホルモンの力じゃなくて
思い込みの力じゃないか



．．．っていうか、もう来ているのか？？？

こんなに不安になるのは

もう既に
コントロールされているから！？



そうか！これが
♪ホ・ル・モ・ンのせいなのね！？
そうなのね！？